1:the other side of Shakespeare

たまたま、ハムレット劇に関わることになり、天才に興味を持ちました。
調べ得たものを数回に分けて書き記したいと思います。
そもそも、彼に関する情報が乏しいので、後半は私の勝手な推論になっています。

ウィリアム シェクスピア(William Shakespeare)1564-1616

英語圏では聖書に次ぐ読者がいるウィリアム・シェクスピア、俳優、劇作家、舞台監督、劇場オーナー、ビジネスマン(不動産業、金融業)としての記録は残っているが、1590年26歳の時ヘンリー6世パート1の執筆から1616年に世を去るまでの約25年間で、自身の生存中にシェクスピアの名で刊本されたものは海賊版も含めて18作、しかし、それらも含め、戯曲、詩(合作も含め)44作品を自ら執筆したと記したものは一切残されていない。

18世紀になってサミュエル ジョンソン(Samuel Johnson 1709-1784)がシェイクスピアの戯曲集の偉大さに気付き、それまで時代遅れとして忘れ去られていたシェクスピア全集を世に出した。人々がそれを見出したのは、やっと1800年になってからだ。
また、“Lost Years(失われた年)と呼ばれている年月が計11年間あり、彼の生涯について信頼に値する情報が余りにも少ないため本人ではなく別人が書いたものと現在も公然と主張する者たちが多くいる。

シェクスピア別人説
1:シェイクスピア作品には本人に備わっていたと考えられる教養を遥かに超える学識(法律や外国語、近代科学など)がなければならないこと。
2:文才に長けた人間ならば多くの手紙を書いているはずなのに、書簡が1通も現存していない。しかもその書簡に言及した記録さえ発見されていない。
3:高等教育を受けいていない、成人するまで片田舎・ストラトフォードに住んでいた皮手袋製造業者の息子が、世界を股に掛け活気に満ち溢れた高貴な人間達の生涯を独力で描き切ったとは考えられない。
4:最初の作品集First Folioの最初のページにあるシェクスピア銅板画の余りの不自然さ。まるで子供の体に大人の頭、頭部は禿げているのに側面の髪の異常な多さ、それに首の襟の斬新さ、まるで怪物のように見える点。
5:現存するシェクスピアのスペルの違い
刊本においてロンドンのシェクスピアは一貫してshake-、ストラトフォードの公文書にはshak-、shag-,shaxなどと表記。劇作家の「シェイクスピア(Shakespeare, Shake-speare、いずれも刊本の扉における表記)」とは別人であるということを強調するために、ストラトフォードの俳優シェクスピアについては「シャクスピア(Shakspere、洗礼の記録はこのスペルで記されている)」ないし「シャクスピヤ(Shaksper)」と呼び習わしている点。

2014.03.21 


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