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56: With a little help. お袋の叫び、

with a little help from Stranger


56:お袋の叫び

「よく言えますね。あなたのマフィアの世界の方が理不尽だと思いますが。ちぇっ、こんなくだらないこと話す前に、、本当にジョセフ・メンゲレさんは亡くなったのですか」
「飛んだな、、メンゲレさん?“さん”付けか、刺殺だ」
「彼は一体、何者なのです」
「ガンビーノ・ファミリーボス、ドン・ゴメスの主治医、だった」
「ガンビーノ、ゴメス、、驚いたな、、まさか」
「どうしたそんなに驚いて、アルカイナとも繋がりがあったのか」
「いえ、そんなことじゃあ、、あなたのことです」
「どういう意味だ?」
「あなたのファミリーはガンビーノと敵対していますよね」
「勝手に進めるな。どういう意味だ、と聞いたんだ」
「いずれ分かりますからそれは待ってください。あなたのファミリー、ボナンノが?」

「俺のボスも殺られた。同じ時間にな」
「今時流行らないマフィアの抗争ですか?テロリスト全盛にやきもちですか」
「ほざけ、ゴメス、ドン・ゴメスが黒幕だ」
「理解できないな。あなたのファミリーとメンゲレは何かをやろうと?」
「暗殺、ゴメスをな。メンゲレだ、提案してきたのは」
「主治医がなぜ」
「色々あんだよ、長く生きていればな」
(1章:解放、15章:ジョセフ・メンゲレ参照)
「山岡さん、あなたも狙われていますよ」
「それはないな。下っ端はお役ごめんだ」
「太鼓の下にファイルが、あなたが探していたものがあります。何か飲み物でも、コーヒーでいいですか、それともバーボン?徹、君は?」

太鼓は目の前にあった。その下に、この二十年以上探し求めていたものが、、思わず手が、、だが、自制した。徹だ、下唇が震えていた。首を左右にひどく振っている。なのに目だけは一点に静止したまま俺を直視していた。
「鉄二、見ないで。お母さんのことは忘れるんだよ。どうか見ないで、お願い」
徹がこんなにまで、、、情報は真実だと、餓鬼が教えてくれていた。
飲み物を取りに行こうと腰を浮かしたマイケルも俺を見ている。
俺の泣き顔、絶望を見たいと、言っていたのに目付きが違う。
こいつ自身、俺に見せたくないのだろうか、なぜ急に。
無理だ、、諦めるなんて、到底、、目の前に。

ファイルが見えた。
バランスを崩されて太鼓がテーブルから転げ落ちていく。
手に触れた、音が、叫んだような、、お袋、、


鉄二の母の情報について、

49章:真実、、fake、?
50章:アルカイダとアルカイナ
51章:華麗なペレの神

を参照ください。


テーマ : 連載小説
ジャンル : 小説・文学

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dorock osamu

Author:dorock osamu
今の社会、右、左はないのでしょうが、どのような状況であれ、妥協せず、批判的な目だけは持ち続けたい人間です。お付き合い頂けたらありがたいです。

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