with a little help from Stranger


47:good timing

徹か、、お袋さんのはずは、視線があった、、大福使って腹話術かよ。花子さんは納得したような顔、、何に、、エリザベスの子の、だと、、分からん、どうなってる。

電話が、、場違い。最愛の人と最後の別れをしている時に、どこからともなくノー天気なサルサが聞えて、、もしかしてマイケル、、違った。

徹が受話器を取った。
花子さんにささやき声のことを話そうとした。
徹の声が、急に落ちた。サルサではなかった、、レクイエム、

誰かが亡くなった、、父親、、レストランで撃たれた、、相手の名はキャシー、、、ボスの娘も確か。
徹が優しく慰めている、僕の父さんも亡くなったと。
しばらくして徹が花子さんを見た。餓鬼を慰めるにはそれ相応の人生経験が必要だ。

「泣き虫キャシー、、何言っても泣いてばっかり」
「お父さんが亡くなったのだろう、なら当然だ。お前は泣かなかったのか」
「、、、、、」
「レストラン、リトルイタリー?名前はアロイ?」
「、、今日の昼だって」
「俺のボスだ。あの子は友達か」
「バンドのメンバー、パーカッションやってる」
「、、、キャシーが例の太鼓を?」
「どうして知ってるのさ」
「マイケルに貸したのはキャシーのか?」
「そうだよ」
「ボナンノ事務所にもドゴン族の太鼓がある。俺がボスの家から持ってきたものだ、数週間前にな」
「、、、、、、」
「マイケルに貸したのはどこで手に入れた?」
「花子さんがアフリカでお土産にもらったらしいよ、マイケルがあげたらしい。それが僕に来て、キャシーに」
「マイケルはその太鼓に執着してるようだな」
「そんなこと知らないよ。何かが入ってんじゃないの」
「何だ?」
「知らない。僕に聞かないでよ」
「GOとの電話でFBIのこと言ってたな」
「あっちの人は誰でも調べてるんじゃないの」
「、、本題だ。さっきの声はお前か?」
「大福でしょう」
「ふざけやがって、俺の母親は誰だ?エリザベスの子か?」
「そうさ」
「他には」
「何さ、他って」
「エリザベス、彼女の事を知りたい、なんでもいい」
「知らないよ」
「どうやって知った」
「答えようがないよ」
「お前、マイケルに聞きたいんでしょう、と言ったな。何を聞きたいと?」
「お母さんのことでしょう」
「奴は知ってるのか?」
「知らないよ、僕に聞いても。マイケルに聞きなよ」
「ちぇっ!分からんな」

花子さんが受話器を手に戻ってきた。

「あなた、、キャシーの父親と関係は?」
「ボスです。ここに来て以来、学校、すべて面倒を見てくれました」
「ファミリー間の抗争なの」
「ええ、、ジョセフ・メンゲレという名に心当たりは?」
「、、ナチスドイツの医者、、」
「ピコ、、GOの恋人ですが、彼女の養父の名です。ボスが殺られた同じ時間にセントラルパークで刺されました。彼とボスはある事を計画していました」
「そう、、だからGOは、、複雑ね」
「殺すか殺されるか、単純なのに尾ひれを付けないと満足できない稼業で」
「尾ひれ?金魚の糞みたいなもの?大人の得意なとこだね」
「そうだ、徹、明日死なない程度に打ち込めるものがあれば平和な世になるんだろうがな」
「鉄二はないの?」
「マフィアなんかやってねぇよ」
「あなたはなぜマイケルに会いたいの」
「お袋のことを言い出されてそそのかされました」
「そもそもどういう関係?」
「いきなり携帯に連絡が、会いたいと、すっぽかされましたが。お袋を出しに何か企んでいたんでしょう。奴が本当に情報を持っているのか分かりません。俺が探し出せなかったものを知り得たとは」

電話が鳴った、、奴なら、ばっちりのタイミングで決まるんだが。



2008.11.15 


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