わいぎぎ亀は亀ツアーデスク

4:スパイウェア

突然Walkie-talkieに威勢のある声がノイズ音と共にながれる。 

アキ: こちらエアポート!@ホテル・ツアーデスクカミン!@ホテル・ツアーデスクカミン!@ホテル・ツアーデスクカミン!

鈴木、Walkieをとる。
鈴木: @ホテル、ゴーアヘッド
アキ: アライバルナンバー6、ノースウエスト10で到着したミスター、ミセスナガタ1時間前に空港を出ました。チェックインスタンバイお願い。

ゆかり、Walkieを鈴木からはぎ取る。

ゆかり: エアポート、何よ今頃!連絡が来ないと思っていたら1時間も前に出てたんじゃないの。もうこちらに着くじゃない。なぜ遅れたのよ!
アキ: (いらいらした怒った口調) 遅れたのは否定しない。休み多くてこっちは忙しい。切る。
ゆかり: アキ、待ちなさいよ!否定しない、忙しい、切る、何よこの言い方。会話できないの。
アキ:  あら、あんたに言われたくないわ。
ゆかり: 何よ!それ、あなたが謝ったの一度も聞いたことないわけなんだけど。
アキ:  あら、、私も同じこと考えてたの。ヘラ口なぐる時間ないのよ!切るわよ!

ゆかり: まあ、勝手な子!いつもこうなんだから。
鈴木:  ヘラ口なぐる、って何ですかね?
ゆかり: そんなこと知るか!彼女、中国系だから中国語でしょう。もうミスターナガタ来るわ!
鈴木:  1時間前に出てるならもう自分でチェックインしてるんじゃないですか。
ゆかり: 馬鹿!何を言うのよ。そんなこと!

鈴木、フロントに電話をする
鈴木: タミー、今日チェックイン予定のミスターナガタ、まだインしてないわよね。
フロント・タミー:  え、、ミスターナガタ、、今日イン予定のリストに名前ないわよ。
鈴木: インリストに載ってないの 
ゆかり: え!!!そんな!鈴木、すぐフロントに行ってナガタの部屋チェックして!
鈴木: まじすか、、部屋がない、、、分かりました。行って来ます。

電話が鳴る。ゆかり、受話器を取る。

亀は亀ツアー・ホテル手配チーフ、ウェア: 俺だけど。
ゆかり: このスパイウェア!あなたに電話しようと思ってたのよ!ミスターナガタ、ここに部屋ないのよ!どうするのよ!もう来るのよ!大事な社長の客なのに!
ウェア: あ、そのことで電話したの。Xホテルになったよ。
ゆかり: あなた!何言ってるのよ!荒川専務が顔を覚えられているから外したってFaxが今朝あったのよ!どうなってるのよ!
ウェア: 無理です。私の力でも、そんな急にスィートなんか取れません。上手くXホテルが空いてたので頼みこんだのです。親父の秀吉様が日本刀でビーフ切ったり、、いろいろありましたけどね。
ゆかり: ま、、じゃあ、本当に問題ないのね。Xホテルのスィートなのね?
ウェア: しかもデラックス・スィートです。しかも最上階893号室、問題ありません。
ゆかり: じゃあ、秀吉様もXホテルなのね?
ウェア: もちろんですよ。隣のスィートですよ。
ゆかり: このことは専務は知ってるのよね?
ウェア: 知らせておきますから大丈夫。
ゆかり: 何かあったら承知しないわよ。
ウェア: あのさ、893取ったんだよ、、喜んでよ。
ゆかり: 何言ってるの、バカ!切るわよ、、、、、893って、、、やくざ、!スパイウェアの大馬鹿!

ウェア、携帯でホノルルアドバタイザー(ハワイ日刊紙)記者、ジョン トラボルタにかける。

ジョン: 誰だ、その声はスパイウェアか、、どうした?
ウェア: いい知らせだ。2万はいただかないとな。又来るぞ、、ヤクザの秀吉様が、今朝、息子がきた。親父も来るそうだ、さっき連絡があった。
ジョン: へ!!なんで?
ウェア:  結婚式だとよ。
ジョン: よく入れたな。まあ、息子は入れても秀吉は無理だろう。
ウェア: パスポートの名前を変えたそうだ。日本語、読み方は色々あるからな。日本の本社で工作したようだ。
ジョン: よくやるな。それにしても日本刀、両手にサーフィンしている刺青の写真はかなり面白かった。今回は何をしてくれるかな。それなりのものが撮れれば金は払うよ。ホテルは?Xホテルか、、
ウェア: もちろんそうしたさ。支配人のトミーとは話がついている。ホテルもいい宣伝になるからな。
ジョン: 親子でXホテルってことだな
ウェア: もちろんだ。
ジョン: 秀吉がイミグレをすり抜けることを祈るかな、、俺の友達が移民局にいるから配慮してくれるように、、それとなく言っとくよ。
ウェア: それは素晴らしい。入国してくれないことにはな、、ショウは始まらないからな。

2008.11.01 


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