37:With a little help. 空白
with a little help from Stranger
37:空白
携帯が、夢?、じゃなかった、4時15分、とんでもない時間、お袋、親父かと、、思いっきり昔に飛んでいた。二人の顔が浮かんだのは久しぶりだ。
こんな時間に掛けてくる人が身近に、羨ましい時期もあった、携帯と睨めっこ、頭は覚めてクールに。
知らない番号、切れたかと思うと、又、おかしい、どうしても話したいようだ、俺だろうか、、だろう、俺の携帯だ。
隣室の徹を起こしたくない、携帯に触れてふと思い当たった。
4時15分、のこぎり、メラニーの夢、、兵隊がのこぎりを手にガス室に、、同じような夢を、ピコが怖くて目が覚める時間だ。
手が勝手に動いていた。
“GO”
覚醒オブラートに包まれた夢の中に分け入った。
30数年間で一番楽しかった頃、生きること、人生、そんなもん、あしたが必ず来る、と信じて疑わなかった頃の響き、何を言えよう。
“GO、、GO、GO、、、GO、、、、、、、GO?”自分の名前、語尾が徐々に上がっていく。
2002年、9月10日、お袋が亡くなった。一緒に行く予定だったのに先を越された。一年前に起きたテロの日まで待てなかったようだ。
その日、お湯の温度をチェックしていた俺の目を正面から見た。久しくなかったことだ。
そして、あの言葉、を浴槽で、
お父さんがしつこく言うのよ、、
あなたの名前はGO、
振り返らず前に進むGO、
、ほら、、いい名前だろう、、って、、
あら、また、、、
あなたの名前はGO、、
振り返らず前に進むGO、
ほら、、いい名前だろう、、って
あ、また言ったわ、、
あなたの名前はGO、
振り返らず前に進むGO、
ほら、いい名前だろうって、
あなたの名前は〜〜〜
何度も、、最後の言葉だった。
ロングアイランドに行くピコをペン・ステーション(ペンシルバニア駅)に見送りに行った、2001年10月11日。
彼女は笑みさえ、快活に振舞っていた。俺は落ち込んでいった。素直ではなかった、俺もそうしなければと。
その反動が翌日、ケネディ空港の最後の電話できた。
彼女の元気な声、覚えがない、、ひどく応えた。外にいたのだろう、バックで声、遊園地、コンサート会場、合唱隊みたいな。
“ピコは自由だよ。さよなら”
返事も聞かず一方的に受話器を置いた途端、お袋がまともに見えるぐらい空港のロビーで泣いた。
宇宙に一人ぼっち、誰も気にならなかったが、お袋の目が、ひどくおびえた、、涙を一生懸命にこらえた。
時間が経つにつれてあれは嘘だ、と、そう思いたかったのだ。元気な声、あんなに快活に振舞うピコ、僕の彼女はそうじゃなかったからだ。
お袋が亡くなって4年近く電話を、年に四回、無言が一回、三回は通りすがりの人に金を払った。
二年前、彼女が結婚したと知るまで続いた。
あの時、待っててくれと、言わなかった。抜け殻になってしまったお袋の存在が、又、彼女のせいに、卑怯な言い訳、そうじゃない、俺自身だ、原因は。
言えなかった、どうなるのか分からなかった、それから約一年後にお袋と一緒に行くと覚悟を決めたぐらいだ。その時ピコは存在していなかった。
”振り返らずに前に進むGO”聞かなかったら今ここには、。
「GO、、、GO、、GO、、GO、、、、、、、、、、、、、」
俺の名前、だけ、どこまでも、、行く気だ、、まっさらの七年間を埋める気なのだ。
「もう埋まったよ、ピコ」
ささやいていた。
37:空白
携帯が、夢?、じゃなかった、4時15分、とんでもない時間、お袋、親父かと、、思いっきり昔に飛んでいた。二人の顔が浮かんだのは久しぶりだ。
こんな時間に掛けてくる人が身近に、羨ましい時期もあった、携帯と睨めっこ、頭は覚めてクールに。
知らない番号、切れたかと思うと、又、おかしい、どうしても話したいようだ、俺だろうか、、だろう、俺の携帯だ。
隣室の徹を起こしたくない、携帯に触れてふと思い当たった。
4時15分、のこぎり、メラニーの夢、、兵隊がのこぎりを手にガス室に、、同じような夢を、ピコが怖くて目が覚める時間だ。
手が勝手に動いていた。
“GO”
覚醒オブラートに包まれた夢の中に分け入った。
30数年間で一番楽しかった頃、生きること、人生、そんなもん、あしたが必ず来る、と信じて疑わなかった頃の響き、何を言えよう。
“GO、、GO、GO、、、GO、、、、、、、GO?”自分の名前、語尾が徐々に上がっていく。
2002年、9月10日、お袋が亡くなった。一緒に行く予定だったのに先を越された。一年前に起きたテロの日まで待てなかったようだ。
その日、お湯の温度をチェックしていた俺の目を正面から見た。久しくなかったことだ。
そして、あの言葉、を浴槽で、
お父さんがしつこく言うのよ、、
あなたの名前はGO、
振り返らず前に進むGO、
、ほら、、いい名前だろう、、って、、
あら、また、、、
あなたの名前はGO、、
振り返らず前に進むGO、
ほら、、いい名前だろう、、って
あ、また言ったわ、、
あなたの名前はGO、
振り返らず前に進むGO、
ほら、いい名前だろうって、
あなたの名前は〜〜〜
何度も、、最後の言葉だった。
ロングアイランドに行くピコをペン・ステーション(ペンシルバニア駅)に見送りに行った、2001年10月11日。
彼女は笑みさえ、快活に振舞っていた。俺は落ち込んでいった。素直ではなかった、俺もそうしなければと。
その反動が翌日、ケネディ空港の最後の電話できた。
彼女の元気な声、覚えがない、、ひどく応えた。外にいたのだろう、バックで声、遊園地、コンサート会場、合唱隊みたいな。
“ピコは自由だよ。さよなら”
返事も聞かず一方的に受話器を置いた途端、お袋がまともに見えるぐらい空港のロビーで泣いた。
宇宙に一人ぼっち、誰も気にならなかったが、お袋の目が、ひどくおびえた、、涙を一生懸命にこらえた。
時間が経つにつれてあれは嘘だ、と、そう思いたかったのだ。元気な声、あんなに快活に振舞うピコ、僕の彼女はそうじゃなかったからだ。
お袋が亡くなって4年近く電話を、年に四回、無言が一回、三回は通りすがりの人に金を払った。
二年前、彼女が結婚したと知るまで続いた。
あの時、待っててくれと、言わなかった。抜け殻になってしまったお袋の存在が、又、彼女のせいに、卑怯な言い訳、そうじゃない、俺自身だ、原因は。
言えなかった、どうなるのか分からなかった、それから約一年後にお袋と一緒に行くと覚悟を決めたぐらいだ。その時ピコは存在していなかった。
”振り返らずに前に進むGO”聞かなかったら今ここには、。
「GO、、、GO、、GO、、GO、、、、、、、、、、、、、」
俺の名前、だけ、どこまでも、、行く気だ、、まっさらの七年間を埋める気なのだ。
「もう埋まったよ、ピコ」
ささやいていた。
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