33:With a little help. 米大統領、自爆テロ
with a little help from Stranger
33:米大統領、自爆テロ
上巻、12章.アルカイナ(テロ組織)13章:ドゴン族の太鼓(参照)
(神様の悪戯で、花子さんがアフリカから送った徹のドゴン族太鼓は、シチリア、ディマッジョファミリーがボナンノファミリーに送ったドゴン族太鼓と入れ替わっていた。その中にはサンプルのヘロインが入っていた)
昨夜のアラブネットテレビ、シャヒーラの2時56分のコマーシャルでは何の指示もなかった。
ウエストビレッジ・ゲイバー、アミーゴ・アミガスのバーテンダーは僕を見てブースナンバー2に案内した。一言も、、顔だけで、僕が現れるのを待ったいたかのようだった。
ブリュッセルの連絡員の声は二日前に連絡した時とは違った、言葉が宙に、、風船の中に閉じ込められて浮いている。しかも早口、彼も僕の連絡を待っていたかのように感じた。
計画は保留、しばらく待機、これからは電話番号が毎日変更されるので2時56分きっかりにシャヒーラテレビのコマーシャルで流れる電話番号を必ず確認しろと。
太鼓にC-4(Composition4、プラスチック爆弾)の代わりにヘロインが入っていた、と言った時、絶句した。
浜でまどろんでいた、遠くに帯状のものが、、夢だろう、、津波だと気付いて脳味噌は気絶、体はラップ、、、よく見るとその後ろにも何かが蠢いている、巨大な恐竜だ!
椅子から転げ落ちたのか凄い音がした。
マイケルNY入国、4時間後、米系ギリシア人、アルカイナ女性テロリスト・デリアは五個のコンドームに包んだ3ポンド(約1.36k)のC-4を体内に飲み込んでテキサス・ダラス空港に降り立った。
それをEP通信記者、ダフィ・セントマリアが飲み込んで二日後に行われるホワイトハウス、ブッシュ大統領定例記者会見で自爆させる手筈になっていた。
しかし、デリアはダラス空港トイレで意識不明に陥り救急車で病院に搬送された。五個のコンドームに包まれたC-4が胃から出てきた。
受け渡し場所に現れなかったと、ダフィから連絡を受けたアルカイナ上層部はNY潜入に成功したマイケルからの連絡を待っていた。
彼はブッシュ暗殺の囮として注意を引きつける役目だった。当然、太鼓にはC-4など入っていなかった。密室に閉じ込められて殺される役目に過ぎなかったからだ。ワシントンスクウェアを爆破して政治的、人道的なメリットなどあるはずがなかった。しかし、マイケルは工作員に選ばれた時、計画に酔っていた。上層部はテロリストとしての欠陥を見抜いていた。
ブリュッセルの連絡員からマイケルが回収した太鼓にヘロインが入っていたと、知らされた幹部は即座に計画の棚上げを決めた。以前ヘロインを卸していたボナンノファミリーの太鼓と何かの手違いで入れ替わった、と推測する者はいなかった。
アルカイナ上層部はマイケルの処遇を協議した。新たにC-4を送ってマイケルに遂行させることも考慮されたが、警備の強化などで不可能との判断に達した。当分NYに潜伏させておくことが決まった。
まさか急に出て行くとは、ピコと電話で話していた。
「ピコ、今夜は用ができて帰れないから先にお休み」
“どうしたの、お父様?何かあったの?帰れないなんて初めてよ”
「心配しなくていい。何もない。それはそうとGOがNYに戻ってきていると、ある人から聞いた。携帯を教える」
“GO?、、NYに?”
「ピコ、番号を言うよ」
“え、、、え、、、、”
「###########、書いたかい?」
“ええ、、、でもなぜお父様が、、”
「GOを好きなのは知っていた。君達の仲を空回りさせてしまった。彼が私に会いたがっていると、何度も言ったね、、もう随分前の話だ。あの時は会えなかった。マフィアのお抱え医者だ、間接的に悪いことを、、君達の仲を裂くようでね。あのテロでGOが日本に帰ったと、悔やんだ。今となっては取り返しがつかないことを、、ピコ、私を許して欲しい」
「何を、お父様、、あれはGOのお母様がお父様をテロで亡くして病気になったからよ。若かった、私達、、すぐ会えると、、気持ちは通じていた、のに、、何かが、、勇気かな。お互い言い出せなかった」
「ピコ、電話しなさい。私はいつでも会うよ」
“お父様は今どこにいるの?”
「ホテルだ。ドンの付き添いでね。だから今夜は帰れない。早くおやすみ」
“、、、、、”
「じゃあ、ピコ、切るよ」
その時だった、隣の部屋のドアが勢いよく閉まる音と駆けていく足音がしたのは。追い駆けるのは老体が許さなかった。
ナチ親衛隊に連行されて行った時のあの早朝の顔だった、太鼓を手に出てきた時の寂しげな顔は。歩き方、振る舞い、すべてが幼馴染だ。歳だけだ、違うのは。こんなことってあるのだろうか、誰かが冥土の土産に仕組んでくれたのか。
もし帰ってこなかったら、堪らなかった。
隣の部屋のドア前に立っていた。
鍵穴にピンを差し込んだ。
テーブルにあの太鼓が、、あの白い包みのようなものは、、。
33:米大統領、自爆テロ
上巻、12章.アルカイナ(テロ組織)13章:ドゴン族の太鼓(参照)
(神様の悪戯で、花子さんがアフリカから送った徹のドゴン族太鼓は、シチリア、ディマッジョファミリーがボナンノファミリーに送ったドゴン族太鼓と入れ替わっていた。その中にはサンプルのヘロインが入っていた)
昨夜のアラブネットテレビ、シャヒーラの2時56分のコマーシャルでは何の指示もなかった。
ウエストビレッジ・ゲイバー、アミーゴ・アミガスのバーテンダーは僕を見てブースナンバー2に案内した。一言も、、顔だけで、僕が現れるのを待ったいたかのようだった。
ブリュッセルの連絡員の声は二日前に連絡した時とは違った、言葉が宙に、、風船の中に閉じ込められて浮いている。しかも早口、彼も僕の連絡を待っていたかのように感じた。
計画は保留、しばらく待機、これからは電話番号が毎日変更されるので2時56分きっかりにシャヒーラテレビのコマーシャルで流れる電話番号を必ず確認しろと。
太鼓にC-4(Composition4、プラスチック爆弾)の代わりにヘロインが入っていた、と言った時、絶句した。
浜でまどろんでいた、遠くに帯状のものが、、夢だろう、、津波だと気付いて脳味噌は気絶、体はラップ、、、よく見るとその後ろにも何かが蠢いている、巨大な恐竜だ!
椅子から転げ落ちたのか凄い音がした。
マイケルNY入国、4時間後、米系ギリシア人、アルカイナ女性テロリスト・デリアは五個のコンドームに包んだ3ポンド(約1.36k)のC-4を体内に飲み込んでテキサス・ダラス空港に降り立った。
それをEP通信記者、ダフィ・セントマリアが飲み込んで二日後に行われるホワイトハウス、ブッシュ大統領定例記者会見で自爆させる手筈になっていた。
しかし、デリアはダラス空港トイレで意識不明に陥り救急車で病院に搬送された。五個のコンドームに包まれたC-4が胃から出てきた。
受け渡し場所に現れなかったと、ダフィから連絡を受けたアルカイナ上層部はNY潜入に成功したマイケルからの連絡を待っていた。
彼はブッシュ暗殺の囮として注意を引きつける役目だった。当然、太鼓にはC-4など入っていなかった。密室に閉じ込められて殺される役目に過ぎなかったからだ。ワシントンスクウェアを爆破して政治的、人道的なメリットなどあるはずがなかった。しかし、マイケルは工作員に選ばれた時、計画に酔っていた。上層部はテロリストとしての欠陥を見抜いていた。
ブリュッセルの連絡員からマイケルが回収した太鼓にヘロインが入っていたと、知らされた幹部は即座に計画の棚上げを決めた。以前ヘロインを卸していたボナンノファミリーの太鼓と何かの手違いで入れ替わった、と推測する者はいなかった。
アルカイナ上層部はマイケルの処遇を協議した。新たにC-4を送ってマイケルに遂行させることも考慮されたが、警備の強化などで不可能との判断に達した。当分NYに潜伏させておくことが決まった。
まさか急に出て行くとは、ピコと電話で話していた。
「ピコ、今夜は用ができて帰れないから先にお休み」
“どうしたの、お父様?何かあったの?帰れないなんて初めてよ”
「心配しなくていい。何もない。それはそうとGOがNYに戻ってきていると、ある人から聞いた。携帯を教える」
“GO?、、NYに?”
「ピコ、番号を言うよ」
“え、、、え、、、、”
「###########、書いたかい?」
“ええ、、、でもなぜお父様が、、”
「GOを好きなのは知っていた。君達の仲を空回りさせてしまった。彼が私に会いたがっていると、何度も言ったね、、もう随分前の話だ。あの時は会えなかった。マフィアのお抱え医者だ、間接的に悪いことを、、君達の仲を裂くようでね。あのテロでGOが日本に帰ったと、悔やんだ。今となっては取り返しがつかないことを、、ピコ、私を許して欲しい」
「何を、お父様、、あれはGOのお母様がお父様をテロで亡くして病気になったからよ。若かった、私達、、すぐ会えると、、気持ちは通じていた、のに、、何かが、、勇気かな。お互い言い出せなかった」
「ピコ、電話しなさい。私はいつでも会うよ」
“お父様は今どこにいるの?”
「ホテルだ。ドンの付き添いでね。だから今夜は帰れない。早くおやすみ」
“、、、、、”
「じゃあ、ピコ、切るよ」
その時だった、隣の部屋のドアが勢いよく閉まる音と駆けていく足音がしたのは。追い駆けるのは老体が許さなかった。
ナチ親衛隊に連行されて行った時のあの早朝の顔だった、太鼓を手に出てきた時の寂しげな顔は。歩き方、振る舞い、すべてが幼馴染だ。歳だけだ、違うのは。こんなことってあるのだろうか、誰かが冥土の土産に仕組んでくれたのか。
もし帰ってこなかったら、堪らなかった。
隣の部屋のドア前に立っていた。
鍵穴にピンを差し込んだ。
テーブルにあの太鼓が、、あの白い包みのようなものは、、。
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