下巻・32:With a little help. 毛虫このエントリをはてなブックマークに登録

上巻:With a little help from Stranger                           

プロローグ KISS&GO
1:解放
2:徹
3:Deep Purple
4:過去との遭遇
5:日記帳
6:ナチ収容所
7:アウシュビッツ強制収容所
8:ピコと徹
9:溜め息
10;火山の神、ペレ
11:スコティ トイレットペーパー
12:アルカイナ
13:ドゴン族の太鼓
14:花子さん
15:ジョセフ メンゲレ
16:水晶の夜・the night of broken glass
17:アルカイナとアルカイダ
18:見張り
19:若いテロリスト
20:マイケル(Mikhail)
21:俺?僕?
22:ゴッドファーザー
23:ワシントンスクゥェア
24:サーフィン好きなお釈迦様
25:可愛い竜巻
26:ハロウィン
27:Charlie Parker
28:もう一人のマイケル
29:決心
30:スーパー小僧
31:ルドウィック


下巻

32:毛虫
33:米大統領、自爆テロ
34:FBI
35:メンゲレとマイケル
36:交差
37:空白
38:メンゲレの計画
39:メンゲレの死
40:しり切れトンボ

フィクションです。

今もって行き先不明です。物語が意図していたものと違ってきているような、、始めからないくせに生意気なことを。BLOG波でサーフィンしながらこのまま進みます。愛、自己犠牲を描ければ、


主な登場人物

Go 剣持: 元商社マン、現在、風来坊
Kiss: NYに住むTシャツ デザイナー
花子 コルベ: Kissと共にグルーヴィシャツ経営  
徹 コルベ : 不思議な能力を持つ、花子とマキシミリアノ コルベの子ども
山岡鉄二: アロイの片腕・広域暴力団組長・山岡哲司の非嫡出子
マキシミリアノ コルベ:花子のポーランド人の夫
ジョセフ メンゲレ: ドン ゴメスの主治医 
ピコ リード メンゲレ: メンゲレの養女・親友ルーリードの孫 
ルー リード:メンゲレの親友
ルドウィック:メンゲレの親友
マイケル(Mikhail Hashem Abed):20歳のイラク人テロリスト
サルバトーレ アロイ: ボナンノ・ファミリー副ボス
ドン ゴ メス: ガンビーノ・ファミリーボス  
トーマス ブシェタ: NY コロンボ ファミリーボス
ジョン スパーロ: シチリア ディマッジョ ファミリー副ボス
 
注:
NY五大ファミリー:
ガンビーノ、ジェノヴェーゼ、ボナンノ、コロンボ、ルッチーゼ。


[ホロコウスト]
ギリシア語で獣を丸焼きにして神前に供えるいけにえ。
ユダヤ人大量虐殺、ナチスドイツでは、Final Solution(民族浄化、抹殺計画)という。
 

with a little help from Stranger

32:毛虫

ルドウィックはホテルを、立ち止まっては観察、、なぜ周りを一周するのだ。まるで逃げ道を探しているようではないか。気に食わないのか、、またこのホテルも、なぜ中国人の安宿を。
約束の時間に間に合わない、、、離れるわけには、、。
今度はタクシーを、、どこに行く気だ。

運良く捕まえたタクシーで跡を追った。
携帯を取った。

「山岡君、申し訳ない。急用が出来てしまった。約束の時間に行けそうもない。許してくれたまえ」
“2時間も前から待っているのですよ。どうしたのです?殺し屋が調子が悪いのですか?そもそも何だったのです?なぜ俺なんか下っ端に会おうなんて思ったのですか”
「君達がどれだけ真剣なのか知りたかった。君は約束どおりに行動してくれたようだ。私の気持ちは揺るぎないものになった」
“ドクター、あなたはそうでしょうが俺達はあなたの真意がまだ読めない。このままボスに報告したら計画自体が流れるかもしれませんよ。あなたが真剣にドンを殺したいのであれば何か情報をください。そうしないとボスが納得しません”
「ドンを自爆させる」
“自爆?どうやって?」
「殺し屋を教える」
“教える?名前ですか、有意義な情報だとは”
「毛虫だ」
“何です!”
「山岡君、ドンは毛虫の群れを見ると心臓発作を起こす」
“毛虫、、ムカデとかゲジ?”
「カテリーナは、ドン夫人のことだ。来週フロリダの療養所で尻の脂肪を取る整形手術を受ける。
約一月入院する予定だ。来週だ、君、その機会を逃すと計画は先になる」
“待ってください。毛虫ですよ、家のボスをどうやって納得させろと言うのですか?どうしてこれまで表に?”
「ドンと二人の秘密だ。とにかく近々、段取りを知らせる。山岡君、申し訳ないがこれで切る」
“待ってくださいよ、ドクター!”
「とにかく連絡する」
“ちょっと待ってください!ピコにGOが今NYに居ると伝えて下さい。携帯、############です”
「山岡君、切るよ」
“ドクター!、ドクターメンゲレ!番号、控え、、!”


マジソンスクウェアガーデン近くの安ホテルにルドウィックが入っていく。

フロントに彼の姿はなかった。
百ドル紙幣を渡した。
「今、チェックインした青年の隣部屋に泊まりたい。家族の者だ」


しみだらけのカーテンを、躊躇した、、潔く引いた。鋭いネオンに反射してほこりが舞った。太陽の日差し並みに明るい、鈍ければ見えないのに。
凝縮した人間の営みの匂いが僕を襲う。難破して無人島に数ヶ月、人が恋しくても敬遠したい。
こんなに明るいのに内臓疾患をバンドエイドで治そうと傷口を塞がれた窓ガラス越しに見えるこの町は、今の僕には石を落としてもどのくらい深いのか、底に達して鳴ったとしても、耳に聞こえるのかも定かではない無気味な暗闇に感じる。花子さんは僕が大学編入のために来たと信じている、、
目的があって、、僕は映画を勉強したい、、ここにあるカオスのエネルギーをうまく利用して成し遂げることができたら最高だろう。でもただこの世に存在しているだけの人間は厳しい。この巨大なNYに住むにはそれなりの代償を、、何を揺らいでいる。やる、と決めたじゃないか、今さら。
さあ、プラスチックを取り出そう。

一時間半後、呆然と中から出てきた物を見ていた。ヘロインだった。

C-4(Composition4、プラスチック爆弾)の代わりにヘロイン、幹部はどういうつもりだ?
僕は囮かスケープゴートで他の者が別の所で、、そんな!

ベルギー、ブリュッセルを呼び出そうと飛び出した。
緊急の連絡場所として幹部に指示されていたウエストビレッジのゲイバーに向かった

馬鹿な、ヘロインだなんて、、そんな、、ワシントンスクウェアを爆破できないじゃないか、

theme : 連載小説
genre : 小説・文学

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