24:With a little hehp. サーフィン好きなお釈迦様
with a little help from Stranger
24:サーフィン好きなお釈迦様
花子さんのアフリカの恩人、なのに徹は、、マイケルをここに泊めてはいけない、当の本人の前で。ひどくびびった、気まずい雰囲気になると、、そうならなかった。
マイケルは一応、驚いた素振りは見せたが、どこか楽しんでいるような、今にも笑い出しそうな雰囲気さえ、、なぜだ?何が面白かった?
昨夜の徹は普通じゃあなかった、あんなきつい目で、、そうか、俺達、大人、三人が徹の言葉を真剣に吟味していたからか、それがおかしかったか?
少年っぽい、どこか不自然なとこも、、コーヒーカップを覗き込んでいた、話しかけているのに、、泡が消えるのを一心不乱に見ていた。
何かに、、そう、、食われているような感じだった、、自分を餌にしているような、、。
徹は何が見えたんだ、、今朝、七時、マイケルは部屋にいなかった、と花子さんが言ってた。
彼女の話では、マイケルの家族はこのイラク戦争で亡くなった、と、、俺と同じ境遇か。
イラク人、イスラム、、テロリスト、二十歳、若い、、テロリストのはずは、持ち物は小さめのショルダーバッグだけ、、真夜中、彼の部屋からかすかな物音がした、携帯を使っているような、聞きなれない言葉、、最近はアルカイダが携帯でPRしているから、それを、、アルジャジーラ(アラブ系放送局)だったのか、、もしかして、それで指示を、、やっぱりテロリスト?
馬鹿、何を考えてる、、、イスラムかと聞いたら、違う、と即座に、、感情が籠められていた、嫌悪するような。マイケルはイスラムを信じていない、だからテロリストじゃ、、、いや、イスラム、イコール、テロリストという図式に毒されているかもな、、、こんな不透明な世だ、そうでないのがいてもおかしくはない。
ハワイ島にペレの神(ハワイ島の石)を送ったのは昨日だ、関連があるのか。
それにしても、何を聞いても徹は押し黙ったままだった、花子さんまでも。
なじみの言葉が飛んできた。無視した、“GO”なんて珍しくもない。
だが、声、、懐かしい、ルチアーノ・パパロッティ並みの図太い、、偉大なテノールに失礼か、、誰もが振り返る。
立っていた、、あいつだ、どう見ても鉄二だ、いつものアルマニ姿じゃない。
Tシャツ、胸にGROOVY(グルーヴィ)のロゴ入り、KISSがデザインした新作だ。
断崖絶壁で、キリスト、マホメッド、お釈迦様三人が必死で一本のロープにしがみついている。上に一人、下に二人の三通りのデザイン、、上はロープを切らないと共倒れだ。
まさかワシントンスクゥエアで、卒業以来だ。
横断歩道のど真ん中で突っ立って鉄二を待っていた。敵わないのに車のクラクションが鉄二のテノールに挑んでいる。
珍しい、昔はのんびり歩いていたのに、早足だ。
いったんズボンを捲り上げて、また、便意を催して座りなおしたような顔、、ああこの顔付きの時は気を付けないと、、遅かった。
変わっていない、昔と同じだ。いきなり平手が頬に飛んできた。
「馬鹿、今までどこにいた?」
「久しぶりだな、鉄二」
「五年以上は久しぶりとは言わないんだよ。それ以上は、まだ生きてたのかよ、だ。
お袋さんが亡くなった情報は入ったが、おまえは何やってた。お袋さんを看病しに日本に帰ったんだろうが、何の連絡もせず。親父が貿易センターテロ、お袋さんもあの世に行っちまってまいったか、GO凡凡よ」
「何とでも言えよ。腑抜けになってハワイに逃げた」
「ふん、、そんなとこだと思ってたよ。今、時間がない、連絡先くれ。夜、電話する」
「そうか、学生時代からアルマニだったのに今時のマフィアはTシャツか」
「仕事、、、サーフィン好きなお釈迦様に会うんでな」
24:サーフィン好きなお釈迦様
花子さんのアフリカの恩人、なのに徹は、、マイケルをここに泊めてはいけない、当の本人の前で。ひどくびびった、気まずい雰囲気になると、、そうならなかった。
マイケルは一応、驚いた素振りは見せたが、どこか楽しんでいるような、今にも笑い出しそうな雰囲気さえ、、なぜだ?何が面白かった?
昨夜の徹は普通じゃあなかった、あんなきつい目で、、そうか、俺達、大人、三人が徹の言葉を真剣に吟味していたからか、それがおかしかったか?
少年っぽい、どこか不自然なとこも、、コーヒーカップを覗き込んでいた、話しかけているのに、、泡が消えるのを一心不乱に見ていた。
何かに、、そう、、食われているような感じだった、、自分を餌にしているような、、。
徹は何が見えたんだ、、今朝、七時、マイケルは部屋にいなかった、と花子さんが言ってた。
彼女の話では、マイケルの家族はこのイラク戦争で亡くなった、と、、俺と同じ境遇か。
イラク人、イスラム、、テロリスト、二十歳、若い、、テロリストのはずは、持ち物は小さめのショルダーバッグだけ、、真夜中、彼の部屋からかすかな物音がした、携帯を使っているような、聞きなれない言葉、、最近はアルカイダが携帯でPRしているから、それを、、アルジャジーラ(アラブ系放送局)だったのか、、もしかして、それで指示を、、やっぱりテロリスト?
馬鹿、何を考えてる、、、イスラムかと聞いたら、違う、と即座に、、感情が籠められていた、嫌悪するような。マイケルはイスラムを信じていない、だからテロリストじゃ、、、いや、イスラム、イコール、テロリストという図式に毒されているかもな、、、こんな不透明な世だ、そうでないのがいてもおかしくはない。
ハワイ島にペレの神(ハワイ島の石)を送ったのは昨日だ、関連があるのか。
それにしても、何を聞いても徹は押し黙ったままだった、花子さんまでも。
なじみの言葉が飛んできた。無視した、“GO”なんて珍しくもない。
だが、声、、懐かしい、ルチアーノ・パパロッティ並みの図太い、、偉大なテノールに失礼か、、誰もが振り返る。
立っていた、、あいつだ、どう見ても鉄二だ、いつものアルマニ姿じゃない。
Tシャツ、胸にGROOVY(グルーヴィ)のロゴ入り、KISSがデザインした新作だ。
断崖絶壁で、キリスト、マホメッド、お釈迦様三人が必死で一本のロープにしがみついている。上に一人、下に二人の三通りのデザイン、、上はロープを切らないと共倒れだ。
まさかワシントンスクゥエアで、卒業以来だ。
横断歩道のど真ん中で突っ立って鉄二を待っていた。敵わないのに車のクラクションが鉄二のテノールに挑んでいる。
珍しい、昔はのんびり歩いていたのに、早足だ。
いったんズボンを捲り上げて、また、便意を催して座りなおしたような顔、、ああこの顔付きの時は気を付けないと、、遅かった。
変わっていない、昔と同じだ。いきなり平手が頬に飛んできた。
「馬鹿、今までどこにいた?」
「久しぶりだな、鉄二」
「五年以上は久しぶりとは言わないんだよ。それ以上は、まだ生きてたのかよ、だ。
お袋さんが亡くなった情報は入ったが、おまえは何やってた。お袋さんを看病しに日本に帰ったんだろうが、何の連絡もせず。親父が貿易センターテロ、お袋さんもあの世に行っちまってまいったか、GO凡凡よ」
「何とでも言えよ。腑抜けになってハワイに逃げた」
「ふん、、そんなとこだと思ってたよ。今、時間がない、連絡先くれ。夜、電話する」
「そうか、学生時代からアルマニだったのに今時のマフィアはTシャツか」
「仕事、、、サーフィン好きなお釈迦様に会うんでな」
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