続下はわいーい32:戸昼
32:モモ
その後すぐ戸昼に電話してスーツケース工作のことを話した。
「純一、添乗員に荒井達とスーツケースを離すように言え。
彼らだけ日航前で降ろして持たせるな。東都の人間が運ぶと言え」
「変に思いませんか?」
「変どこじゃないことをやろうとしてるんだぞ。
勝手に思わせとけ。
あの人込みだ、スーツケースぶっ壊して入れ替える場所がないんだよ!
事務所内は無理だしな、誰かいるし、運ぶ時間もない。
ラルフの会社のバンだな、、。
純一、椰子の木とCOCONUT運送のロゴが入ったバンを日航前から20m先辺りに駐車しておくからそのすぐ後ろに駐車するように丸さんに言え」
「バンの中で?丸さんが見ていますよ」
「俺がなんとか丸さんを離す、いいな!」
「CIAも見てます」
「やるしかないんだ、純一!
最後のチャンスだ、腹くくれと言っただろうが。
スーツケース持ってどこで壊せってんだ、場所がない。
5分、10以内にやらないとヤクザが変に思う。
お前はロビーでヤクザ連中の機嫌を取ってろ」
「ココナツ運送の大男を沢村が見たらすぐわかりますよ」
「奴は壊し屋だ、バンから外に出ない」
「チーフ、上手く行ってもヘロイン5gじゃあ刑期はそんなに多くないようですよ。
ホタルさんはリスクが多いと言ってました。様子見ませんか」
「純一、刑期なんてどうでもいい。
殺人者を弁護士が無罪に出来る国だ、司法には期待していないよ。
あいつをどうしてもこのまま帰したくない。
刑務所に入れたい、それが一日、二日でもな。
ケツでもこの国の悪に掘られたら最高だ」
「仮に捕まったら、と考えたことありますか?
添乗員の細川さんに事情を話しました。
他人にも迷惑をかけそうなのでやらないほうがいいのかなと、、」
「お前なんだ、怖気づいたのか!
親父が何された、あいつらにひき逃げされたんだろうが!
捕まったら、俺が全部かぶる。戸昼が仕組んだと言え。
お前の親父が生き返らせてくれた死んだ体だ」
「CIAが見ています。
何も起こらないのはこのままヤクザに帰ってもらいたいからじゃないでしょうか」
「アホ!何度、同じことを言わせるんだ、純一!
CIAが見ていようが関係ない。お前たちは知らないと言え!」
「はい、わかりました。なるべく早くエアポートに行きます」
「純一、駐車の件はそのとおりにしろよ!
スーツケースの情報わかり次第、携帯にな!」
すごい剣幕だった。
戸昼は怖い、とことこやる気だ。
どうなってもいいようだ、どこか似ていた、、モモに。
五時四十分にシーサイドに行くと、細川さんの背中が見えた。
コーヒーを飲んでいた。
やっぱりこの計画は駄目だ。他人を巻き込んじゃ駄目だ。
「細川さん、あんなに早く電話してすみませんでした。
上村グループの帰国のことも何もやらなくて御免なさい」
「何言ってるの!問題ないよ。
六時にウエスタンビーチ泊まりのグループもここに集合する。
ほら、これだよ、私が買ったの、ベージュの品番#####。
持ってていいよ」
「すみません、こんなことに巻き込んで。
まだ決心がつかなくて、細川さんに断られたら止めるように言うつもりでした」
「純君、一人じゃないの?」
「死んだ親父の知り合いがいます。
今から僕、エアポートに行きます」
駐車の件とロビーでヤクザと出来るだけ一緒にいるようにお願いした。
「わかった、さあ、早く空港行ってスーツケースあるか探したほうがいい。
彼らがもう降りてくるよ」
「細川さん、日航前で降りて彼らから絶対に離れないでくださいね」
これぐらいしか出来ない。空虚な言葉だ。
「了解した。ハリケーン大丈夫?風かなり強いよね」
「今のところは」
「そう願いたい。もう一日、付き合わされるのだけは勘弁してほしい」
細川さんはハリケーンではなくて別のことで不安そうだった。
その後すぐ戸昼に電話してスーツケース工作のことを話した。
「純一、添乗員に荒井達とスーツケースを離すように言え。
彼らだけ日航前で降ろして持たせるな。東都の人間が運ぶと言え」
「変に思いませんか?」
「変どこじゃないことをやろうとしてるんだぞ。
勝手に思わせとけ。
あの人込みだ、スーツケースぶっ壊して入れ替える場所がないんだよ!
事務所内は無理だしな、誰かいるし、運ぶ時間もない。
ラルフの会社のバンだな、、。
純一、椰子の木とCOCONUT運送のロゴが入ったバンを日航前から20m先辺りに駐車しておくからそのすぐ後ろに駐車するように丸さんに言え」
「バンの中で?丸さんが見ていますよ」
「俺がなんとか丸さんを離す、いいな!」
「CIAも見てます」
「やるしかないんだ、純一!
最後のチャンスだ、腹くくれと言っただろうが。
スーツケース持ってどこで壊せってんだ、場所がない。
5分、10以内にやらないとヤクザが変に思う。
お前はロビーでヤクザ連中の機嫌を取ってろ」
「ココナツ運送の大男を沢村が見たらすぐわかりますよ」
「奴は壊し屋だ、バンから外に出ない」
「チーフ、上手く行ってもヘロイン5gじゃあ刑期はそんなに多くないようですよ。
ホタルさんはリスクが多いと言ってました。様子見ませんか」
「純一、刑期なんてどうでもいい。
殺人者を弁護士が無罪に出来る国だ、司法には期待していないよ。
あいつをどうしてもこのまま帰したくない。
刑務所に入れたい、それが一日、二日でもな。
ケツでもこの国の悪に掘られたら最高だ」
「仮に捕まったら、と考えたことありますか?
添乗員の細川さんに事情を話しました。
他人にも迷惑をかけそうなのでやらないほうがいいのかなと、、」
「お前なんだ、怖気づいたのか!
親父が何された、あいつらにひき逃げされたんだろうが!
捕まったら、俺が全部かぶる。戸昼が仕組んだと言え。
お前の親父が生き返らせてくれた死んだ体だ」
「CIAが見ています。
何も起こらないのはこのままヤクザに帰ってもらいたいからじゃないでしょうか」
「アホ!何度、同じことを言わせるんだ、純一!
CIAが見ていようが関係ない。お前たちは知らないと言え!」
「はい、わかりました。なるべく早くエアポートに行きます」
「純一、駐車の件はそのとおりにしろよ!
スーツケースの情報わかり次第、携帯にな!」
すごい剣幕だった。
戸昼は怖い、とことこやる気だ。
どうなってもいいようだ、どこか似ていた、、モモに。
五時四十分にシーサイドに行くと、細川さんの背中が見えた。
コーヒーを飲んでいた。
やっぱりこの計画は駄目だ。他人を巻き込んじゃ駄目だ。
「細川さん、あんなに早く電話してすみませんでした。
上村グループの帰国のことも何もやらなくて御免なさい」
「何言ってるの!問題ないよ。
六時にウエスタンビーチ泊まりのグループもここに集合する。
ほら、これだよ、私が買ったの、ベージュの品番#####。
持ってていいよ」
「すみません、こんなことに巻き込んで。
まだ決心がつかなくて、細川さんに断られたら止めるように言うつもりでした」
「純君、一人じゃないの?」
「死んだ親父の知り合いがいます。
今から僕、エアポートに行きます」
駐車の件とロビーでヤクザと出来るだけ一緒にいるようにお願いした。
「わかった、さあ、早く空港行ってスーツケースあるか探したほうがいい。
彼らがもう降りてくるよ」
「細川さん、日航前で降りて彼らから絶対に離れないでくださいね」
これぐらいしか出来ない。空虚な言葉だ。
「了解した。ハリケーン大丈夫?風かなり強いよね」
「今のところは」
「そう願いたい。もう一日、付き合わされるのだけは勘弁してほしい」
細川さんはハリケーンではなくて別のことで不安そうだった。
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