16:偽威議員 対決
16:対決
「小安総理、ご挨拶遅くなりました」
「こちらでスケジュールの都合が出来なくて申し訳ない」
「どうだね、新人議員3ヶ月の感想は?」
「戸惑いの連続で、慣習、規則に振り回されています」
「私なんか一期目は何をしていたのか記憶にない。
君とおなじだ。
先輩議員の指示に従って行動していればその内、動けるようになる」
「母が申していました。
外務省の役人で小安という方に会ったことがあると。
総理は以前、外務省にいらっしゃったとお聞きしています。
総理ではないかと思っていたのですが」
「私ではないよ。
君のお母様にお会いしたことはない」
「父が外務大臣の時、ハワイで外務省の役人にお世話になったと言っていました。
小安宗徳という名前でした。
外務省で確認したところ、1976年にアメリカ合衆国独立200年祭の外遊の時、父、加賀三郎外務大臣の随行員として総理のお名前が記述されていました」
「、、、そうだった。
200年祭か、、、確かに、加賀外務大臣に同行したね。
忘れていたよ」
「あの夜、何があったのか教えていただけますか」
「何のことだね」
「シュプリームスの女性と加賀三郎大臣のことです。
何があったのでしょうか」
「、、、、、、、、、、」
「教えていただけませんか。
私の生に関することです。
母はもう他界しました。
真相を知りたいのです。
総理の他は誰もいません。
知りたいのです。
どうか、、お教えください」
「あの夜、大臣は酔っておられた。
シュプリームスの女性を気に入ったようだ。
何とかして欲しいと、頼まれた。
知事にそのことを言った。
イエスの返事はもらえなかったそうだ。
知事は雇い主に電話していた。
シュプリームスの、、君のお母さんを大臣の部屋に通した。
明け方、お母さんの部屋に知事の秘書と一緒に運んだ」
「あの夜、何があったのでしょうか?
母が自らの意志で明け方までいたとは考えられません」
「車の中で、知事の秘書が酒にドラッグを入れたと言っていた」
「どうして、、そんなことが、、止めることは出来なかったのですか」
「私は経緯を知らない。
お酒を飲んで話すだけだろうと思っていたのだ。
明け方までなんて思ってもいなかった。
まして、ドラッグなんて」
「その後、母に会いに来ましたね」
「君のお母さんが訴える、と情報が入った。
大臣はおろおろしていた。
私が頼まれた、堕ろすようにと。
申し訳なく思っている。
君のお家とは古くからのお付き合いだ。
当時、私の父が凡凡党の総理だった。
加賀三郎外務大臣のことが表に出ると政局の混乱は必至だった。
凡凡党員なら分ってくれたまえ。
君は加賀三郎先生のご子息だったから日本の国会議員になれた。
君の肌では通常ありえないことだ。
加賀先生のご子息だったからだ。
感謝してお国のために働いて欲しい。
もしもし、田所秘書、時間は大丈夫かね?」
「総理、もうそろそろフィンランド大使がお見えになります」
「聞いたとおりだ。
加賀君、申し訳ない。
時間になってしまった。
また、来たまえ」
「私達はご子息、穣二に振り回されました。
ご存知でしょうか?」
「振り回された?
どういうことだね」
「高校時代の私達のことをご存知でしょうか?」
「刑事事件の件だね。
知っている」
「どのくらいご存知でしょうか?」
「君達が退学に怒って先生の性器をナイフの刃でなぞった。
刑事事件になるのでなんとか助けて欲しいと、穣二に頼まれた。
その先生に会って訴えを取り下げてくれるように頼んだ。
嘘を吐いてもらった。
前途有望な若者をそんな状況には置けなかった」
「総理、なぞっていません。
何もしていません。
穣二が先生と仕組んだのです」
「何を言うんだね、君は。
穣二が仕組んで君たちを、、助けられてよくそんなことを!」
「サチに熱湯をかけたのは穣二です」
「何ということを君は!
サチさんは情緒不安定でリストカットをしていたのだ。
それを、穣二が熱湯をかけただと!、、
なんということを、
出て行きたまえ。
助けられた恩人を何だと思っているのだ!」
「小安総理、ご挨拶遅くなりました」
「こちらでスケジュールの都合が出来なくて申し訳ない」
「どうだね、新人議員3ヶ月の感想は?」
「戸惑いの連続で、慣習、規則に振り回されています」
「私なんか一期目は何をしていたのか記憶にない。
君とおなじだ。
先輩議員の指示に従って行動していればその内、動けるようになる」
「母が申していました。
外務省の役人で小安という方に会ったことがあると。
総理は以前、外務省にいらっしゃったとお聞きしています。
総理ではないかと思っていたのですが」
「私ではないよ。
君のお母様にお会いしたことはない」
「父が外務大臣の時、ハワイで外務省の役人にお世話になったと言っていました。
小安宗徳という名前でした。
外務省で確認したところ、1976年にアメリカ合衆国独立200年祭の外遊の時、父、加賀三郎外務大臣の随行員として総理のお名前が記述されていました」
「、、、そうだった。
200年祭か、、、確かに、加賀外務大臣に同行したね。
忘れていたよ」
「あの夜、何があったのか教えていただけますか」
「何のことだね」
「シュプリームスの女性と加賀三郎大臣のことです。
何があったのでしょうか」
「、、、、、、、、、、」
「教えていただけませんか。
私の生に関することです。
母はもう他界しました。
真相を知りたいのです。
総理の他は誰もいません。
知りたいのです。
どうか、、お教えください」
「あの夜、大臣は酔っておられた。
シュプリームスの女性を気に入ったようだ。
何とかして欲しいと、頼まれた。
知事にそのことを言った。
イエスの返事はもらえなかったそうだ。
知事は雇い主に電話していた。
シュプリームスの、、君のお母さんを大臣の部屋に通した。
明け方、お母さんの部屋に知事の秘書と一緒に運んだ」
「あの夜、何があったのでしょうか?
母が自らの意志で明け方までいたとは考えられません」
「車の中で、知事の秘書が酒にドラッグを入れたと言っていた」
「どうして、、そんなことが、、止めることは出来なかったのですか」
「私は経緯を知らない。
お酒を飲んで話すだけだろうと思っていたのだ。
明け方までなんて思ってもいなかった。
まして、ドラッグなんて」
「その後、母に会いに来ましたね」
「君のお母さんが訴える、と情報が入った。
大臣はおろおろしていた。
私が頼まれた、堕ろすようにと。
申し訳なく思っている。
君のお家とは古くからのお付き合いだ。
当時、私の父が凡凡党の総理だった。
加賀三郎外務大臣のことが表に出ると政局の混乱は必至だった。
凡凡党員なら分ってくれたまえ。
君は加賀三郎先生のご子息だったから日本の国会議員になれた。
君の肌では通常ありえないことだ。
加賀先生のご子息だったからだ。
感謝してお国のために働いて欲しい。
もしもし、田所秘書、時間は大丈夫かね?」
「総理、もうそろそろフィンランド大使がお見えになります」
「聞いたとおりだ。
加賀君、申し訳ない。
時間になってしまった。
また、来たまえ」
「私達はご子息、穣二に振り回されました。
ご存知でしょうか?」
「振り回された?
どういうことだね」
「高校時代の私達のことをご存知でしょうか?」
「刑事事件の件だね。
知っている」
「どのくらいご存知でしょうか?」
「君達が退学に怒って先生の性器をナイフの刃でなぞった。
刑事事件になるのでなんとか助けて欲しいと、穣二に頼まれた。
その先生に会って訴えを取り下げてくれるように頼んだ。
嘘を吐いてもらった。
前途有望な若者をそんな状況には置けなかった」
「総理、なぞっていません。
何もしていません。
穣二が先生と仕組んだのです」
「何を言うんだね、君は。
穣二が仕組んで君たちを、、助けられてよくそんなことを!」
「サチに熱湯をかけたのは穣二です」
「何ということを君は!
サチさんは情緒不安定でリストカットをしていたのだ。
それを、穣二が熱湯をかけただと!、、
なんということを、
出て行きたまえ。
助けられた恩人を何だと思っているのだ!」
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