下:13キャラメル ある計画
キャラメル超特急
Sweet Candy Express
13:ある計画
木綿豆腐の左にいたスキンヘッドが口笛を吹いた。
アベニューBの方角に、歩いて来る人達がいた。
「チェッ、ついてねえな!
おい、行くぞ!
お前たち、国に帰れ!
二度と来んな!」
西に向かって足早に去った。
10人のプエルトリコの若者だった。
一瞥しただけで、スキンヘッドの逃げた方角に歩いていった。
俺はその場にへたり込んだ。
「驚いた。間一髪だった」
「歌が聞こえなかった訳だ。
それにしても奴らはムラビみたいだな。
覚えてるか、イエロー・リーヴス」
「サバイバルだけしか興味がない三角地帯の部族だな。
ここは人間が相手だ、動物相手のムラビは生きていけない」 「ナイフをあんなに強く刺すなんて。
貫通したな。
一生残るぞ、あれは」
「アラン、嬉しそうだな。
スキンヘッド、ネオナチ、優越主義者にはお前も容赦しないだろう」
キューケースには10錠のデートドラッグ、コカインの入ったプラスチック6袋が入っていた。
アランがコカインをライターであぶってチェックした。
「まあ、こんなものだろう。
ほどほどの質だな。
耕三、スキンヘッドはチキートと関り合いがあるのかな」
「破格の値段で用意してくれたことやカルロスとの繋がりを考えるとそれはないだろう」
「ケースにコカインが入ってるのを知ってたのかな?」
「どうかな、?大事そうに持っていたからだろう」
「そうだ!
あのスキンヘッドをビリヤード場で見なかったか?
俺たちが出口を聞きに戻った時、勘定を払ってるスキンヘッドがいた!」
「いたような気はするが、、、、」
「奴だよ!
俺は一瞬目が合ったんだ。
そうだ!奴だった。
その時、チキートが俺たちの所へ来て何か言った、、、」
「キューを落とすな、とか言ったな」
「それを聞いたんだ」
「お前たち、3人がトイレに入って行ったのやら一部始終を見ていたのかもな。
あそこらに屯していたらチキートが何者か知っていた可能性もある。
常連みたいだったからな」
「スキンヘッドとチキートがグルだったらカルロスにどう説明しようか悩むとこだった」
「アラン、閃いた。
リーとレジナルドが共謀してコカインを盗んだと思わせようか。
リーがコインロッカーに運んだのをチキートに盗ませるってのは。
次の中継者がコインロッカーを開ける時間を大体この前と同じと仮定して2時間後の7時頃だ。レジナルドの出現まで5時間はある。
リュウはロッカーにバッグが入ってないのを知ってリーを探す。
多分、ここ909に来る。
時間は7時30分から8時前後。
彼はリーをどうする?」
「痛めつけて吐かせようとする。
下手すると殺すかもな」
「リーとリュウを909から遠ざけたいな。
どうしたらいい」
「リーをチキートにさらってもらうってのは。
ここから彼のハドソン通りの部屋に連れ去ってもらう。
そしてオーバドース(ドラッグ吸引過多)にしてデートドラッグで眠らせる」
「リュウは?」
「リーが自分の部屋にいるって電話すれば行くだろう。
住所を知らないはずはない」
「それだとリーが殺されるな」
「911(緊急電話番号)に電話するってのは!
リュウより先に救急車かポリスが来るよう時間を見計らってね。
リーが大量のコカインを持ってるとでも言って。
チキートに500g渡してリーの部屋に置いといてもらおう」
「OK。アラン、いいね。
いや、ちょっと待て、、、、その500はまずいな。
リーの部屋の500とレジナルドの部屋で発見される分は同じ質のコカインじゃないとおかしい。
多分、盗んだリュウのに最低2、3kはあるよな?」
「エイトの情報では月2回で6kだから、、そのくらいある。
純度はチキートのより数倍いいはずだ」
「できればそれをリーの部屋に置いておきたいがチキートに頼めるか。
ロッカーからコカイン盗んでリーをここから連れ去ってリーの部屋にコカインを置く。
500だぞ。
しかも純度がいいと知ったら、、信用できるか?」
「何ともいえない。
悪だからね」
「アラン、500置くの止そうか。
リーをオーバドースさせるのはチキートのを使おう」。
「リーは運びの報酬を多分コカインでもらっていると思うよ」
「それは考えに入れず、リーのオーバドースにはチキートのを使おう」
「OK。リーが救急車で連れ去られるのをリュウに見せるってのは。
さもないと909をずっと見張られる可能性がある」
「時間を計ろうか。
チャイナタウンからリーの部屋までと救急車、ポリスのね。
それで電話の順を決める」
「耕三、冴えてるね」
「明日やろう。リュウの電話番号をエイトに聞いてくれ?」
「OK。リョウに電話で誰だと聞かれたら」
「その前に切るさ。
そして、遂にレジナルドの登場だ。
盗んだコカインをどこか部屋に隠して置く。
二人の内どちらかがドア辺りに隠れレジナルドを待つ。
クロロホルムを嗅がして眠らす。
デートドラッグを飲ませポリスに電話する」
「耕三、それじゃあ弱いよ。
何とでも言い逃れできる。
盗んだコカインが入った袋、多分プラスチックバッグだろうけどそれにレジナルドの指紋を付けよう。
レジナルドの尿からコカインが検出されるように注射も打つ。
俺が彼の帰りを部屋で待つよ。
クロロホルムで眠らせた後コカインを注射する。
20分か30分おきに4、5回は注射したいな。
それから常習者に見えるよう体に注射針の跡をできるだけ残しとくよ」
「それだけで常習者に化けるか」
「当座はそれでいい。
新聞がそれとなく臭わせてくれれば読者は信じる」
「一時間以上かかるな。
もう1時半、2時になってる。
それまでリーには眠っていてもらわなければ。
計7時間から8時間になるかな。
デートドラッグで可能か?」
「翌朝まで眠ってもらうよう頼むよ。
そのほうが仕事しやすい」
「指紋をプラスチックバッグに付けるのは可能か」
「そこらで売ってる瞬間接着剤を垂らせば指紋が出てくる。
写真にとってプラスチックバッグに転写させればいい。
駄目だったらレジナルドを眠らした後、直にプラスチックバッグに指紋を付ける。
「瞬間接着剤?そんなに簡単なのか」
「ああ、エイトに頼んでみる」
「当然、部屋に指紋あるよな?」
「ベッドルームに度が入った眼鏡が何個かあった。
眼鏡がオシャカになるけどね。
今夜、取ってくる」
「コカインの中にレジナルドの髪の毛を入れるってのはどうだ。
DNA検査で彼だと分かる」
「耕三いいね!
それはいい考えだな」
「肝心な点。
チキートはやってくれるか」
「俺たちが彼から買ったコカイン3kが全部戻ってくるかもしれないんだ」
「3k買う必要なかったな、アラン」
「仕方ないよ。分らなかったんだから。
問題はコインロッカーから盗んだコカインの純度がいいってことだ。
チキートが素直に渡してくれるかな、」
Sweet Candy Express
13:ある計画
木綿豆腐の左にいたスキンヘッドが口笛を吹いた。
アベニューBの方角に、歩いて来る人達がいた。
「チェッ、ついてねえな!
おい、行くぞ!
お前たち、国に帰れ!
二度と来んな!」
西に向かって足早に去った。
10人のプエルトリコの若者だった。
一瞥しただけで、スキンヘッドの逃げた方角に歩いていった。
俺はその場にへたり込んだ。
「驚いた。間一髪だった」
「歌が聞こえなかった訳だ。
それにしても奴らはムラビみたいだな。
覚えてるか、イエロー・リーヴス」
「サバイバルだけしか興味がない三角地帯の部族だな。
ここは人間が相手だ、動物相手のムラビは生きていけない」 「ナイフをあんなに強く刺すなんて。
貫通したな。
一生残るぞ、あれは」
「アラン、嬉しそうだな。
スキンヘッド、ネオナチ、優越主義者にはお前も容赦しないだろう」
キューケースには10錠のデートドラッグ、コカインの入ったプラスチック6袋が入っていた。
アランがコカインをライターであぶってチェックした。
「まあ、こんなものだろう。
ほどほどの質だな。
耕三、スキンヘッドはチキートと関り合いがあるのかな」
「破格の値段で用意してくれたことやカルロスとの繋がりを考えるとそれはないだろう」
「ケースにコカインが入ってるのを知ってたのかな?」
「どうかな、?大事そうに持っていたからだろう」
「そうだ!
あのスキンヘッドをビリヤード場で見なかったか?
俺たちが出口を聞きに戻った時、勘定を払ってるスキンヘッドがいた!」
「いたような気はするが、、、、」
「奴だよ!
俺は一瞬目が合ったんだ。
そうだ!奴だった。
その時、チキートが俺たちの所へ来て何か言った、、、」
「キューを落とすな、とか言ったな」
「それを聞いたんだ」
「お前たち、3人がトイレに入って行ったのやら一部始終を見ていたのかもな。
あそこらに屯していたらチキートが何者か知っていた可能性もある。
常連みたいだったからな」
「スキンヘッドとチキートがグルだったらカルロスにどう説明しようか悩むとこだった」
「アラン、閃いた。
リーとレジナルドが共謀してコカインを盗んだと思わせようか。
リーがコインロッカーに運んだのをチキートに盗ませるってのは。
次の中継者がコインロッカーを開ける時間を大体この前と同じと仮定して2時間後の7時頃だ。レジナルドの出現まで5時間はある。
リュウはロッカーにバッグが入ってないのを知ってリーを探す。
多分、ここ909に来る。
時間は7時30分から8時前後。
彼はリーをどうする?」
「痛めつけて吐かせようとする。
下手すると殺すかもな」
「リーとリュウを909から遠ざけたいな。
どうしたらいい」
「リーをチキートにさらってもらうってのは。
ここから彼のハドソン通りの部屋に連れ去ってもらう。
そしてオーバドース(ドラッグ吸引過多)にしてデートドラッグで眠らせる」
「リュウは?」
「リーが自分の部屋にいるって電話すれば行くだろう。
住所を知らないはずはない」
「それだとリーが殺されるな」
「911(緊急電話番号)に電話するってのは!
リュウより先に救急車かポリスが来るよう時間を見計らってね。
リーが大量のコカインを持ってるとでも言って。
チキートに500g渡してリーの部屋に置いといてもらおう」
「OK。アラン、いいね。
いや、ちょっと待て、、、、その500はまずいな。
リーの部屋の500とレジナルドの部屋で発見される分は同じ質のコカインじゃないとおかしい。
多分、盗んだリュウのに最低2、3kはあるよな?」
「エイトの情報では月2回で6kだから、、そのくらいある。
純度はチキートのより数倍いいはずだ」
「できればそれをリーの部屋に置いておきたいがチキートに頼めるか。
ロッカーからコカイン盗んでリーをここから連れ去ってリーの部屋にコカインを置く。
500だぞ。
しかも純度がいいと知ったら、、信用できるか?」
「何ともいえない。
悪だからね」
「アラン、500置くの止そうか。
リーをオーバドースさせるのはチキートのを使おう」。
「リーは運びの報酬を多分コカインでもらっていると思うよ」
「それは考えに入れず、リーのオーバドースにはチキートのを使おう」
「OK。リーが救急車で連れ去られるのをリュウに見せるってのは。
さもないと909をずっと見張られる可能性がある」
「時間を計ろうか。
チャイナタウンからリーの部屋までと救急車、ポリスのね。
それで電話の順を決める」
「耕三、冴えてるね」
「明日やろう。リュウの電話番号をエイトに聞いてくれ?」
「OK。リョウに電話で誰だと聞かれたら」
「その前に切るさ。
そして、遂にレジナルドの登場だ。
盗んだコカインをどこか部屋に隠して置く。
二人の内どちらかがドア辺りに隠れレジナルドを待つ。
クロロホルムを嗅がして眠らす。
デートドラッグを飲ませポリスに電話する」
「耕三、それじゃあ弱いよ。
何とでも言い逃れできる。
盗んだコカインが入った袋、多分プラスチックバッグだろうけどそれにレジナルドの指紋を付けよう。
レジナルドの尿からコカインが検出されるように注射も打つ。
俺が彼の帰りを部屋で待つよ。
クロロホルムで眠らせた後コカインを注射する。
20分か30分おきに4、5回は注射したいな。
それから常習者に見えるよう体に注射針の跡をできるだけ残しとくよ」
「それだけで常習者に化けるか」
「当座はそれでいい。
新聞がそれとなく臭わせてくれれば読者は信じる」
「一時間以上かかるな。
もう1時半、2時になってる。
それまでリーには眠っていてもらわなければ。
計7時間から8時間になるかな。
デートドラッグで可能か?」
「翌朝まで眠ってもらうよう頼むよ。
そのほうが仕事しやすい」
「指紋をプラスチックバッグに付けるのは可能か」
「そこらで売ってる瞬間接着剤を垂らせば指紋が出てくる。
写真にとってプラスチックバッグに転写させればいい。
駄目だったらレジナルドを眠らした後、直にプラスチックバッグに指紋を付ける。
「瞬間接着剤?そんなに簡単なのか」
「ああ、エイトに頼んでみる」
「当然、部屋に指紋あるよな?」
「ベッドルームに度が入った眼鏡が何個かあった。
眼鏡がオシャカになるけどね。
今夜、取ってくる」
「コカインの中にレジナルドの髪の毛を入れるってのはどうだ。
DNA検査で彼だと分かる」
「耕三いいね!
それはいい考えだな」
「肝心な点。
チキートはやってくれるか」
「俺たちが彼から買ったコカイン3kが全部戻ってくるかもしれないんだ」
「3k買う必要なかったな、アラン」
「仕方ないよ。分らなかったんだから。
問題はコインロッカーから盗んだコカインの純度がいいってことだ。
チキートが素直に渡してくれるかな、」
- [ 下 キャラメル ]
最新エントリー
- 47:With a little help . good timing(11/15)
- 5:わいぎぎ亀は亀・ウィルス(11/12)
- 4:わいぎぎ亀は亀・スパイウェア(11/01)
- dorock・junk music: vo3(10/28)
- 46:With a little help. 大福(10/24)
- 45:With a little help. ナチ、バチカン、マフィア(10/08)
- 44:With a little help. 徹と鉄二(09/26)
- 43:With a little help. ジップス(09/15)
- 3:わいぎぎ亀は亀.わけのわけは、たわけ(09/03)
- 42:With a little help. angel of waters(08/31)
- dorock・junk music VOL 2(08/29)
- 41:With a little help.鉄二を殺す(08/24)





