34:With a little help. FBIこのエントリをはてなブックマークに登録

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34:FBI

花子さん、徹、俺は無口でハンバーグをほお張り、KISSが唾を胡椒代わりに飛ばしている。
マイケルがイラク人で両親を亡くしたようだ、と花子さんが言ったからだ。

「友達のタイムズの記者から聞いたことだが、2003年、2月5日、当時の国務長官、コリン・パウエル(Colin Powell)が国連安全保障理事会でイラクが大量破壊兵器の開発を行っている、100〜150トンの化学生物兵器を持っている、トラックに乗っけて移動している、と衛星写真を提示した。あのパウエルが自信満々、説得力ある。世界中の人間が信じた、俺もだ。彼の後ろに当時のCIA長官、ジョージ・テネット(GeorgeTenet)が座っていた。
情報源は化学生物兵器施設で働いていたと自称するイラク人、今ドイツの市民権を得て南ドイツに住んでいる。名前が、、笑える、コードネームがカーブボール、そうよ、あの野球のカーブのことだ。
政治亡命できるなら出鱈目を言う、彼等は死に物狂いだ。当時のドイツは亡命者を受け入れていた、25人に一人の難関だったらしい。とんでもないガセネタをCIAは信じ、いや、ドイツ情報部(BND)が先だな、、パウエルはそそのかされた。ひどく後悔しているそうだ、オバマより先に黒人の大統領になれたのに。

CIA長官テネットはハイジャッカ二人、(Nawaf al-Hazmi and Khalid al-Midhar)がアルカイダとの情報を9/11の一年半も前から知っていた。だが何もしなかった、監視も、FBIにも情報を渡していない。あのテロは防げた。
テロ二ヶ月前、7月に彼はホワイトハウスでライス(現国務長官)にアフガニスタン攻撃を示唆している。翌年、ブッシュが“サダムがアルカイダの後ろ盾になっている”、チェイニーは“サダムが核爆弾を持っている”話をエスカレートさせていった。
だが、国連の査察でも肝心の核爆弾は見つからない。これじゃあイラク侵攻できない。そこに亡命希望のイラク人が化学生物兵器のガセネタ魔球を投げた。ブッシュ等は飛びついた、これでイラクに攻め入ることが出来るとな。世論を操作するのは簡単、イラクに押し入った。
ブッシュ、チェイニー、テネット、こいつらが仕組んだ。裏にはお決まりの利権、軍需産業との関わり、コケの世界だな。コケにされ、巻き添えを食って命落とし、人生をぼろぼろにされるのはいつの世も同じ俺達。奴等はのうのうとフロリダ、バーミューダの避暑地でゴルフ、パーティ三昧、引退してお決まりの本出版して金儲け。あのカーブボールの話も金になると踏んだハリウッドが興味を示しているそうだ。映画のタイトルは“カーブボール”だろうな」
「KISS、もういいでしょう。黙って食べて頂戴」
「悪かったな、やけに皆が静かだからよ。マイケルが出て行ったから?上手くこっちの大学に編入できるといいな。だが解せないんだ、、なぜ太鼓だ。そんな急に、GO、どう思う?」
「何か入ってたのかな?」
「何だ、それは?、、、徹?お前が渡したんだろう、どんな感じだった?」

KISSの問いかけに知らん振りしいる。マイケルに太鼓を渡してから徹が一言も喋っていないのに気付いた。
俺の親父が9/11のテロで亡くなったと、二人に言うのではと、、こいつはやさしい。俺が同情は御免なのを知っている。だがマイケルには言った、、テロリストだから?
俺がここに来た時、変な事を言った。
“僕の隣の部屋使いなよ、アップタウンしか見えないから”
やっぱり消え去った貿易センターの蜃気楼を見せたくなかったんだ。

「もういいでしょう、あなた達。彼は大学編入の件でここに来た、それだけよ」
「マイケルが来たのはマウナロアのペレの石を送り返した翌日だからペレの神様と関係あるのかなと、、火山の神だろう、、、爆弾とかに関係あるのかと思ったわけよ」
「いい加減にしなさい、KISS。あなたのいけないとこよ。邪推しないで」
「徹、なぜマイケルは太鼓を欲しかった?」
「何か入ってたんでしょう」
「入ってたのか?」
「知らないよ、そんなこと」


ドアベルが鳴った。

花子さんが応対している。

「FBIです。お聞きしたいのですが、昨日、入国したイラク人大学生、マイケル(Mikhail Hashem Abed)はこちらに?」
「いえ、昨夜は泊まりましたが、クィーンズの友達の所に行くと出て行きました」
「何時頃です?」
「5時近かったと、、」
「そうですか」
「彼に何かあったのでしょうか?」
「いつものルーティンです。彼の入国の際の移民局の住所がここだったものですから確認に来ました。もしよろしかったらその友達の住所を教えていただけないでしょうか?」
「それが、もらっていません。急だったものですから」
「急に出て行ったのですか?」
「そういうわけでは、、ホテルを探していてたまたま友達の存在を知った、という感じでした」
「、、そうですか。分かりました。もし彼から連絡がありましたら住所をこの電話番号にお願いしたいのですが」


参:4月30日、2007、CBS・60Minutes


theme : 連載小説
genre : 小説・文学

35:With a little help. メンゲレとマイケルこのエントリをはてなブックマークに登録

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35:メンゲレとルドウィック


ヘロインだ、間違いない。幼馴染に似ているというだけでここまで、、馬鹿な事を、この量だとヘロインを太鼓に詰めて送っている売人なのか?ベルリンの幼馴染がそんな、悲しいじゃないか。
やっぱり違う、、何を私は、、当たり前の話だ、、生きていたら私とおなじ76、、ルドウィクのはずがない、、笑いたい心境だな、私達が6歳、7歳の時だ。
でも似ている、、年は違うが生き写しだ。

ドアノブに手が触れた、、音がした。
どこだ、外か、、似ていた、早朝ナチ親衛隊に追われてルドウィックがドアを叩く音に。青年が飛び出していった時ドアが勢いよく閉まった、、どこかで聞いたことがあると、、あれだったのか今は共鳴している。両手首を後ろから捻じ曲げられ、首と頭を前方に押さえつけられて連行されていった時、親衛隊員に床に張り飛ばされた私は妙に血色のいい君の素足をただ見つめていた、、あの時、私は何もできなかった。

もう一度、部屋を見渡した。小さめのショルダーバック、、それに太鼓とヘロイン。

なぜテーブルにあんな物を置いたまま飛び出していった、、、違ったのか、別の物が入っているはずだったのか、、そうだと辻褄が合う。
あの子どもと東洋系の男はルドウィックと建物に入っていった、、案内していた?どういうことだ、子どもと、あ!!!、、あの東洋系の男はGOだ!ジャパニーズ、、ピコと一緒の写真が、、山岡が、GOが帰ってきていると伝えてくれと?さっきピコに彼の携帯番号を渡したばかりだ、、どうして、、どういう関係なんだ?


ウエストビレッジ・ゲイバー、アミーゴ・アミガスのバーテンダーは、僕が出る時、背中を向けていた。壁一面ガラス張りになったミニチュア高層酒ビンの屋上から僕の全身をサーチライトの目で突き刺していた。

最悪だった、ワシントンスクウェアを山岡が爆破した後、帰りの飛行機を爆破させるつもりだった。アルカイナ幹部も知らない、僕自身の計画だ、こんなことになるなんて。
もう一つ、気がかりな事があった。C-4(プラスチック爆弾)がなかったと言った時は変わらなかったのに、ヘロインが入っていたと言った途端、連絡員は、、、そうだ、、恐竜だ、見たかのように椅子から転げ落ちた。
多分、最初からC-4なんか入ってなかった、彼は知ってた。僕のワシントンスクウェア爆破計画は絵空事だったんだ。もし入ってたなら今どこに?泳がされている?、、でも、おかしい、なぜヘロインが、、連絡員も、、多分、幹部も知らなかったんだ。潜伏してろだって、どういうことだ?潜伏して何を、どこかで爆破計画が進んでいるのか、、僕は捜査を撹乱させて、、殺される?


部屋には老人、、一瞬、間違えたのかと、ソファに座って僕を見ている。
テーブルにあのヘロイン、間違いない、僕の部屋だ。

胸ポケットのナイフを掴んだ。僕らの間には5g近いヘロイン、映画ならギャングの取引、、のようには、なんせ相手はお年寄り、始末するのは簡単。
C-4(Composition4、プラスチック爆弾)の代わりにヘロイン、今度は全く知らないお爺ちゃん、、頭に来ていた。もう、はちきれそうだ。

それにしてもなぜ僕の部屋に?殺す前に尋ねるべきだろうか、かなりのお年寄りだぞ?
何を尋ねる?ヘロインが欲しいのかって。
でもおかしいぞ、この老人は、、ナイフが目に入らないのか、、なぜ僕をそんな目で、まるで殺して欲しいみたいじゃないか、自殺志願者?ゲイなのか?止してくれ。
え!花子さんもそんな目付きを、、優しさと、、謝っているのか、赦しを請っている?
あなたは何だ、誰なんだ?殺そうとしているんだぞ、僕は、、それなのに赦してなんて、助けて欲しいだろう、馬鹿!
どうなってんだ、、ああ、、又来た、、止してくれ、ヘロインがあるんだぞ、、別のとこに連れてかないでくれ、、、


老人が喋っている、、ベルリンが、、、ナチ、、ヒットラー、、ユダヤ人、、水晶の夜、、ルドウィック、、違う、、僕が、、ルド、、そんなマイケルだぞ、、ルドなんかじゃ、ユダヤ人の名前じゃないか、、

言うんだ、違うって、、、マイケル、、おまえはイラク人だ、シオニストなんかじゃないと、

うるさい、、引っ込んでろ、、もういいいから僕は一人だ、二人もいらない!


theme : 連載小説
genre : 小説・文学

36:With a little help. 交差このエントリをはてなブックマークに登録

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36:交差

ホテル前からタクシーでダウンタウンに向かった。
3年前、NYポストで探したパール通りにある隠れ部屋を目指した。
これまでに集めた全米マフィア・非合法活動を記録したディスク、ノート、書類ら、膨大な量の資料がそこにはあった。表に出れば全米マフィア全体が壊滅的な状況になる。
この部屋は誰にも知られたくなかった、、だが彼はおかしかった、解離性同一障害、、境界性人格障害、、別の人間と、もう一人の自分と話していた。

タクシーの運転手は変な顔をしている。
身なりのいい老人がヘロインの入ったショルダーバッグを肩から提げ、薬で眠っている青年の脇を支えている。解体された大きな筒、太鼓もどき、、変な組み合わせ、寂れた、浮浪者が泊まりそうな安ホテルから出てきた。

ペンシルバニア駅でタクシーを乗り換え、タイムズスクウェアで又、別のに乗り換えて部屋に向かった。それぞれの運転手に50$チップを渡した。皆、当然だと言う顔つきだ、男を抱え、太鼓もどきを背負わされたからだ。

幸い、夜中の2時半、人通りはなく誰にも見られずに部屋にたどり着いた。
資料を書斎の戸棚に無理やり押し込んで鍵をした。

この青年をどうしたものか、シオニストじゃないと叫んだ、イラク人だとも、、ここまでやるのは、、NYマフィア撲滅計画に支障がないか、、もう遅い、連れて来てしまった。
その時いきなりアラーム音が、まるで先行きを暗示しているかのようだ。
青年のジャケット、内ポケット、携帯、切ろうとした、、彼がうっすら目を開けた。
強い薬を処方したのに、私を、が持っている携帯を見ている。

“携帯を”とだけ言った。
アラブ放送のテレビを見たかと思うと直ぐに切った。
そして、私を見た。

「あなたは誰です?」
展開がおかしい。携帯の前に聞くのが、それに、ここはどこだと、、まだホテルの部屋だと思っているのか?

「ここまでの経緯、ホテルでのことは、、」
見回している。やはり記憶に無いようだ。
「覚えて、いや、あなたが僕の部屋にいたのは、、ここはどこです?」
「そう、その時、説明はしたのだが、君は聞いていなかったようだ。ここは私が借りている部屋だ」
「なぜ僕を?」
「年寄りの戯言だと思って聞いてくれたまえ。私の名前はジョセフ・メンゲレ。昔、幼馴染の友達がいた、ナチ、ヒットラー時代のベルリンだ。70年も前の話だ。友達の名前はルドウィック・シュマッハー、7歳の時、ナチの親衛隊に連行されていった。その友達に君が、、瓜二つ、生き写しだ。見過ごすことができなかった。遠い過去のことだが私にとってはそうではない、、なぜこんな歳になって幼馴染が目の前に現れたのか知りたかった。おかしいだろうか?」
「僕はイラク人です。ユダヤ人ではありません。ただ似ていると言うだけで迷惑です。あなたを殺すつもりだった、今もです。へロインを見ましたね」
「君のショルダーバッグの中だ、通報はしない。正直もう少し時間が欲しいので殺すのはその後にしてもらいたいが」
「、あなたはおかしい。幼馴染に似ていると言うだけで、それに殺されてもいいような事を、、ジョセフ・メンゲレさん、、聞いたことが、、GOか?、、山岡の電話の時か、、」
「GO?山岡?山岡鉄二のことか?」
「、、、、、、、、、、、、」
「君はなぜ彼等を?」
「あなたこそなぜ知っているのです?」
「答えなければいけないかな、」
「勝手にしてください。聞いといて、」
「山岡とGOは学生時代の友達だ」
「答えになっていませんよ。おかしいでしょう、あなたの学生時代?歳が違う」
「、、娘だ、、彼等と友達だ」
「GOが、、多分相手は山岡でしょう、電話でメンゲレ、ジョセフ・メンゲレと、、あなたのことでしたか?彼とは知り合いの所で昨夜、、二日前か」
「知り合い、、山岡鉄二?」
「いえ、違います」
「あの子どもの?」
「え!徹をなぜ知っているのです?」
「私は君達の跡を、キャナルストリートで偶然、君を見て」
「ホテルまで僕を、、」
「山岡鉄二をどうして知っている?」
「なぜあなたに質問されなければいけないのですか。言えません」
「ヘロインは間違いだった。中には別のものが入っているはずだった、違うのかな?」
「何を言うのですか!あなたは!」
「これ以上は聞かない。ただ微妙に私達は交差している、GO、山岡、不思議だとは思わないか」
「だから何なのです。そんなこといくらでもあるでしょう。数秒の違いで同じ所にいたのに会えなかったり、誰かの悪戯でただ当の本人達が知らないだけで」
「そうだろう、確かにそうだ。だが、当の本人、私達はそれを知っている」
「もういいです。僕はあなたを殺すつもりです。でも延ばします。今は幼馴染思いのあなたに付き合う時間なんてありません。出て行きます」
「どこに行くのだ、こんな時間に」
「ホテルです、あの」
「チェックアウトしたから又、払わされるよ」
「あなたという人は勝手な事を、、」
「ここに居たまえ。好きなだけ居ればいい。その方が殺すのも容易だろう。私はここに住んでいないから君は自由だ」
「ヘロインを持っているのですよ。素性の知れないイラク人、中東の人間、もしかしてテロリストかもしれない。それでもあなたは?」
「好きにしたまえ。君が売人だろうがテロリストだろうが、どうでもいいことだ。仮にそうならそれなりの理由があるのだろう。私は子どもの頃からドイツでひどいことを見てきた。不感症だ、どんなことでもやれるからね、私達は」


theme : 連載小説
genre : 小説・文学

dorock・junkmusic歌詞 VOL.1このエントリをはてなブックマークに登録

dorock:歌詞 vo1

パソコンを太陽に放り投げて外に出よう
EGONOMY
SHALL WE DANCE
兎の星屑



パソコンを太陽に放り投げて外に出よう

パソコンを太陽に放り投げて
パソコンを太陽に放り投げて外に出よう

押し寄せてくるinformation 遮断できないrobot
いつもいつも 紛れ込む 出口のない入り口
どこにいるのかも 何をしているのかも 何を探していたのかも
分からなくなる  

底なし沼 robot化した脳みそ 
そこを鼠が動く マウスが本当の鼠になる

パソコンを太陽に放り投げて 木に 鳥に 魚 になろう
太陽のshowerを浴びよう 体一杯に

 

EGONOMY

僕は君と夢の中 星はきらきら、僕はムラムラ、君はコワゴワ
僕は君の何 君は僕の何 あなたは僕の何 僕はあなたと何
家の猫は家族 野良猫も 隣の犬も 庭に来る雀も家族
隣の国も その隣も 大きな家族 一つの家族

僕は変わった 君も変わった 
昨日の空気を君が吸い 今日の空気を僕が吸う 
お腹をすかした人がいる 僕らはいつもバイキング 胃薬飲んでバイキング
知らん振りしてバイキング 漁って掠めてバイキング 
銀行背負って郵便局でバイキング 雀を追かけ横取りしようと
太った鳩が行く 平和の象徴 鳩が行く
 
ライフスタイル 文化的生活 エコノミー エゴノミー エコロジー

星はぎらぎら 僕はムラムラ 君はコワゴワ
手に手を取って闇の中

僕は変わった 僕は変わった




SHALL WE DANCE


shall we dance to the end of the world?


空は泣き 雷は落ちてくる ピンポイントミサイル降ってくる
海はうめき わめき 押し寄せて僕の体を呑み込む
お前はばーく さばーく 僕はスクリーム アイスクリーム
誰もがのたうち逃げる

雨 雨 凍り雨 降ってくる黒い雨 油雨
におう くさい 倒れる木が 山が動き 流れる家が
無臭 異臭 空襲 奇襲

僕はそんな時 君に恋を打ち明ける
空気もない 水もない でも僕には君がいる
君さえいれば何も要らない 怖いものなんてない

ワルツ ツイスト サンバ ジルバ タンゴ ブルース
ジャイブ サルサ ルンバ

踊ろう、地の果てまで 
shall we dance to the end of the world 




兎の星屑

レクサス ネクサス セクサス アブラクサス サクセス

うさちゃんが 星屑が当たって痛いと 叫んでいるのさ 泣き叫んでいるのさ
傘とレインコート貸そうか それしかない

レクサス ネクサス セクサス アブラクサス サクセス
レクサス ネクサス セクサス アブラクサス サクセス

電気くらげのパソコン イバル モバイル イジメル ウエル
メゾン セゾン オゾン フロンガス
レクサスなんていらないでしょう パソコンなんて

あくびした茄子 やせたジャガイモ 草食自動車 
マスクゴーグル人間 マスクゴーグル人間だらけ  
地球には何もない 傘とレインコートで我慢して

レクサス ネクサス セクサス アブラクサス サクセス
レクサス ネクサス セクサス アブラクサス サクセス

ウサギさん ごめん





theme : 歌詞
genre : 音楽

13:えるびす&れのんこのエントリをはてなブックマークに登録

はるか遠い過去に完結した、、と思っていましたが、途中で止めていたのに気づいた訳で、なんともしまりのない話です。もう数章で完、気分は別世界なのですが、

13:


山田 それを聞きつけて、怒った表情になる。気を取り直して。

山田:田宮君、どうぞ、お入りください。
田宮:失礼いたします。(プラスチックの等身大エルビス人形を見ながら)このエルヴィス人形よく出来ていますね。
山田:(強く言う)田宮さん、様を付けてください。エルビス様御人形です。
田宮:あ、これは申し訳ございません。
{人形に向かって頭を下げる}エルビス様御人形様お許しを。
山田:こちらにお掛けてください。
田宮:はい。
山田:どうです、キッドの音楽に携わりたいというお気持ちは変りませんか?
田宮:はい、もちろんでございます。ますます強くなっています。
山田:ジョンレノン平和協会を脱退してもかまわないとおっしゃっていましたが。
その気持ちは今も変りありませんか?
田宮:はい、
   
ドアをノックする音、聖子の声。

聖子:イェップ先生様、聖子です。入ってもよろしいでしようか?
山田:お、田宮君、失礼。その続きは後で。
山田:聖子君、入りたまえ。

聖子、部屋に入る。田宮を見て。

聖子:ご来客でしたか。じゃあ、わたくしは後で。
山田:いや、いいんだ。入りたまえ。この方の横に座りたまえ。

聖子、おずおずと入って田宮に一礼して横に座る。

山田:聖子君、紹介します。こちら田宮君。田宮君、彼女はデザイナーの聖子君だ。

聖子、田宮、お互いに挨拶する。

山田:君達は会ったことはなかったの、、ですね?田宮君はね、そこのジョンレノン平和協会で活動しているのですが。(上目遣いに聖子を見る)
田宮:いえ、、、、ハイ、山田様、実はわたしたちお互い知っていますので紹介には及びません。
山田:お知り合いでしたか?
田宮:はあ、、昔付き合っていました。
山田:おお、、聖子君、そうだったのですか?この前は知らないと。
聖子:はい、申し訳ございません。そうでございます。数ヶ月前に偶然この前で見かけまして、
山田:なるほど、それはまた奇遇ですね。いつごろのお知り合いです?もしかして聖子君も田宮君の,あの有名だったECOバンドにいたとか?
聖子:有名だなんて。はい、バックコーラスをやっていました。
山田:おー!じゃあ、わたくしと会ったことがあるかもしれませんね。
今まで気づかなかったのが不思議だ。
聖子:はい、あの頃より、ひどく美人になりましたので(少しはにかんで)。
山田:、、美人に?え、今のその顔が美人になった、、のですね?
聖子: はあ、、いいえ、あの頃もなんとかそこそこは、、今のほうが一段と、と自負しています。
山田:今より美しかったなんて、、おっと、これは、失礼!
聖子:その、外面の美だけでなくプレスリー様のお蔭で内面の美しさも磨かれたせいかと。
山田:すばらしい、これは宣伝に使える。で、何らかの事情で別れて偶然出会いまたよりが戻った?失礼、余計なことを。
田宮:はあ、いえ、図星です。
実は彼女から御子息のドクターキッドのことを聞きましてひどく感動いたしました。 
山田:なぜ、田宮君がキッドのことを知っているのか不思議に思っていました。そうでしたか。
で、聖子君とは上手く行っているのですか?
聖子:はい、イェップ先生様、これもエルビスプレスリー様のお陰で、わたくしが変わりましたので楽しく生活させていただいています。
山田:それはまた素晴らしい言葉を、それなら別々に会うこともありませんね。じゃあ一緒に話を進めましょうか。どうです?

田宮・聖子 (同時に)はい。

山田:では、なぜここに聖子君がいるのか田宮君にお話します。
聖子君にはこれまでよくやっていただいたのですが、今回キッドのCDのタイトルのつまらないミスでエルビス世界平和は多大な損失をこうむりました。その責任を取ってやめていただこうかと思案しています。そうか!君たちは付き合っているのでしたら田宮君は事情を知っているのですね。
田宮:、はい、大体のところは。
山田:では本題に入りましょう。単刀直入にお話します。
聖子君、あなたにはこれまでいろいろとやっていただき感謝していますよ。
聖子:ありがたいお言葉です。
山田:あなたのこれまでの献身的なお仕事を考慮しました。それをもってしても今回のCDの損失は予想以上に大きくなりました。ですから、あなたには退会していただく他はないと思っています。
聖子:え!そんな!(泣き出す)。
何でもいたします。
退会だけは、どうかお願いいたします。わたくしあなた様のお導きで変わりました。
すべてがここに来てから変わりました。ここを出たらわたくし生きていく自信が萎えてしまいます。ここはわたくしのすべてがあります。ですから追い出さないでください。
山田:それは本心でございますか?
聖子:はい。
山田:わたくしには気にかかっていることがありましてね。
わたくしには別の名前があると、おっしゃる方がいまして、アゴジとかですね、、これは、アホゴキブリ爺さんの省略形らしいのですよ?
(聖子を覗き込む)。
ご存知ありませーーん?
聖子:アゴジでごさいますか!いえ、初めて聞きます。
山田:それを聞いて安心しました。
聖子君が名づけの親だという方がいましてね〜?
聖子:とんでもございません!何を根拠におっしゃられているのか!
山田:では、これはどうです?ごきぶりほいほい?

聖子、田宮:(大声で同時に)いえ、知りません!
山田:お!びっくりするではありませんか!田宮君まで!
何か心当たりがあるのですか?
田宮:とんでもございません。聖子の身の潔白を知っていただこうと願うあまり、、いきなり申し訳ありませんでした。
山田: では、これは?黒ゴマ誠ちゃん?又の名はカレーですよ。カレールーです。聖子君わかりません?

(エルビス人形から呻き声。聖子、田宮びっくりしておののく。山田、そ知らぬ顔で続ける)

聖子:え、何をでございますか?いきなりカレーのル、、ー、、、
(聖子気づく)、、、とおっしゃられても。(田宮を見る)
山田:汚らしい不燃ごみです!これがカレールーと一緒になるんです。
聖子、田宮: え!(同時に)
山田:誰のことだとお思いになります?ヒントは、うだつの上がらない、つまらない男。
最下層の男です。

エルビス人形からまたうめき声

田宮:うだつが上がらない!
山田:(嬉しそうに)そうです、そうです。

山田の喜ぶ姿を見て
田宮:わかりました。うだつのあがらない、つまらない男。まことちゃん。私が良く知っている人に似ています。
山田:それです、それです。“まことざ不燃ごみ”。
これが名前です。(エルビス人形うめき声)
聖子、田宮:(同時に) まことざ不燃ごみ!
山田: もうおわかりでしょう。
これはあなたの平和協会の岡本さん(強く言う)のことです。お二人はご存知でしたか? 
聖子、田宮:いえ。
田宮:うちの岡本が“まことざ不燃ごみ”というそんな立派な名前で呼ばれいたとは知りませんでした。今、不燃ごみと聞かされて納得しました。的を得た名前ですね。(エルビス人形うめき声)
山田:やはりあの手の人間は誰にも良く思われてないようですね。
    
エルビス人形、物音を立てる。

聖子:何か、エルビス様がおっしゃったような。
山田:エルビス様も、あの岡本はどうしようも無い人間だとおっしゃっています。
  
エルビス人形、また音を立てる。 







theme : 戯曲
genre : 小説・文学

37:With a little help. 空白このエントリをはてなブックマークに登録

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37:空白

携帯が、夢?、じゃなかった、4時15分、とんでもない時間、お袋、親父かと、、思いっきり昔に飛んでいた。二人の顔が浮かんだのは久しぶりだ。
こんな時間に掛けてくる人が身近に、羨ましい時期もあった、携帯と睨めっこ、頭は覚めてクールに。
知らない番号、切れたかと思うと、又、おかしい、どうしても話したいようだ、俺だろうか、、だろう、俺の携帯だ。
隣室の徹を起こしたくない、携帯に触れてふと思い当たった。
4時15分、のこぎり、メラニーの夢、、兵隊がのこぎりを手にガス室に、、同じような夢を、ピコが怖くて目が覚める時間だ。
手が勝手に動いていた。
“GO”
覚醒オブラートに包まれた夢の中に分け入った。

30数年間で一番楽しかった頃、生きること、人生、そんなもん、あしたが必ず来る、と信じて疑わなかった頃の響き、何を言えよう。
“GO、、GO、GO、、、GO、、、、、、、GO?”自分の名前、語尾が徐々に上がっていく。


2002年、9月10日、お袋が亡くなった。一緒に行く予定だったのに先を越された。一年前に起きたテロの日まで待てなかったようだ。
その日、お湯の温度をチェックしていた俺の目を正面から見た。久しくなかったことだ。
そして、あの言葉、を浴槽で、

お父さんがしつこく言うのよ、、
あなたの名前はGO、
振り返らず前に進むGO、
、ほら、、いい名前だろう、、って、、
あら、また、、、
あなたの名前はGO、、
振り返らず前に進むGO、
ほら、、いい名前だろう、、って
あ、また言ったわ、、
あなたの名前はGO、
振り返らず前に進むGO、
ほら、いい名前だろうって、
あなたの名前は〜〜〜

何度も、、最後の言葉だった。


ロングアイランドに行くピコをペン・ステーション(ペンシルバニア駅)に見送りに行った、2001年10月11日。
彼女は笑みさえ、快活に振舞っていた。俺は落ち込んでいった。素直ではなかった、俺もそうしなければと。
その反動が翌日、ケネディ空港の最後の電話できた。
彼女の元気な声、覚えがない、、ひどく応えた。外にいたのだろう、バックで声、遊園地、コンサート会場、合唱隊みたいな。
“ピコは自由だよ。さよなら”
返事も聞かず一方的に受話器を置いた途端、お袋がまともに見えるぐらい空港のロビーで泣いた。
宇宙に一人ぼっち、誰も気にならなかったが、お袋の目が、ひどくおびえた、、涙を一生懸命にこらえた。
時間が経つにつれてあれは嘘だ、と、そう思いたかったのだ。元気な声、あんなに快活に振舞うピコ、僕の彼女はそうじゃなかったからだ。
お袋が亡くなって4年近く電話を、年に四回、無言が一回、三回は通りすがりの人に金を払った。
二年前、彼女が結婚したと知るまで続いた。

あの時、待っててくれと、言わなかった。抜け殻になってしまったお袋の存在が、又、彼女のせいに、卑怯な言い訳、そうじゃない、俺自身だ、原因は。
言えなかった、どうなるのか分からなかった、それから約一年後にお袋と一緒に行くと覚悟を決めたぐらいだ。その時ピコは存在していなかった。
”振り返らずに前に進むGO”聞かなかったら今ここには、。

「GO、、、GO、、GO、、GO、、、、、、、、、、、、、」
俺の名前、だけ、どこまでも、、行く気だ、、まっさらの七年間を埋める気なのだ。

「もう埋まったよ、ピコ」
ささやいていた。




theme : 連載小説
genre : 小説・文学

14:えるびす&れのんこのエントリをはてなブックマークに登録

14:

山田:ほら、エルビス様もそうだと御返事しています。あなた方は関係がないと知って安心しました。では本題に入りましょう。まず聖子君、損失分の穴埋めとしてあなたがデザインした衣装の権利すべて当エルビス世界平和のものにしていただきます。どうです?
聖子:はい、、、、わかりました。

エルビス人形、また音を立てる。

山田:エルビス様はあなたがここに残ることになったのが嬉しくてしようがないようですね。聖子君の契約書は数日中に用意しておきますので。
聖子:はい、ありがとうございます。
山田:では、田宮君、これがわたくしが考えているおおまかな契約書の内容です。目を通していただけますか?疑問点があればどうぞ。
田宮:はい。

山田、契約書を田宮に渡す。田宮、契約書を見ている。

山田:どうです、その契約書の内容で?サインする気持がおありですか?
田宮:質問させていただきたいのですが。
山田:どうぞ。
田宮:こちらに入信しなくても、、?
山田:ドクターキッドの音楽を広めるには宗教色をできるだけ排除したいのです。キッドも音楽監督のあなたも当世界平和とは一切関係がないということです。同じような理由で、残念で身も引き裂かれるようなお気持でしょうがジョンレノン平和協会も退会していただきたいのです。
田宮:ごもっともなお考えでございます。たしかに音楽は宗教色がないにこしたことありません。私もイマジンバンドでひどく苦労しました。ジョンレノン平和協会の普及のためとはいえ、どんなにいい音楽をやっていても宗教がからむとまったく相手にされません。よくわかります。
山田:じゃ、その件はOKですね。あなたのために事務所を用意します。そこで励んでください。田宮君、がんばって下さいよ。
田宮:はい、
山田:ところで、あなたがここに居ることは岡本さんは知らないのですか?
田宮:うちの岡本?はい、もちろん知らないはずです。
山田:そうですか?レノン平和協会を出るなんてよく決心なさいました。
田宮:ご子息ドクターキッドのヒップホップ演歌、あのすごさ、アーティストのなせる業でしょうか。それに、あの黒ゴマ誠、あ、失礼、家の岡本のことなんですが。あれは人間として最下層のランクだと思います。(エルビス人形、音を出す)。あの音はさっきから。
山田:気にしないでください。時間が来ると音が出るようにセットされているのです。
田宮:、、、岡本のような人間と一緒にいるのが苦痛でした。おかげで、髪は薄くなり、しわも増えました。お恥ずかしい話、毎日殺している状態でございます。
山田:殺している!
    
エルビス人形から音 

田宮:夢の中で、です。
山田:おかしなこともありますね。わたくしも夢の中で岡本さんを殺しています。
田宮:というと、アゴ、いえ、イェップ様も。
山田:何?そのアゴは?
田宮:イェップ様!いえ、アゴとは言ってません。
山田:アゴと聞こえたけど、。
田宮:(話題を変えようと大声で)その、、、岡本をイェップ様も殺しているのですか?
山田:月に数回殺していますが、あなたは毎日、ご苦労なことです。あの方は言葉は乱暴、相手を気遣うという人間として最も大切なもの欠如していますから当然殺されるでしよう。(エルビス人形から音)
田宮:イェップ様も殺人を犯していると聞いて安心しました。毎日なので悩みも
山田:夢の中も殺人ですか、、、悩み?
田宮:はい、それで不眠症に、わたしアーティストですから同じ殺し方では満足できません。
出尽くしてしまいまして、今夜は蚊を利用して殺せないかと、、一千匹の蚊がいる部屋に鎖で岡本を身動きできないようにして、痒みと血で、、殺せないでしょうかね、、
山田:それは、それは、正にアーティストの宿命ですね。なかなか含蓄のあるお話で感心しました。わたくしはいつも同じ3通りの方法で拷問にかけて殺してます。水攻めと火責めと生き埋めです。
    
エルビス人形から怒った形相で岡本出てくる。

岡本:いい加減にしろ!黙っていりゃふざけたこと抜かしやがって!おっさん、何だと!
俺を殺している!田宮!何だ、お前は!ふざけるな!
田宮:なぜあなたがここに!これはどういうことです!山田様!あなたは黒ごま誠とぐるだったのですか?
岡本:何だと!黒ゴマ誠だと!
田宮:あんたが白ゴマに見えるか!黒ゴマだろうが!
岡本:何だ!あんた!だと、レノン協会の最古参に向かって!いい加減にしろ!俺はお前より悟りの深さは上だ!
田宮:何が悟りですか?あんな金儲けのエセ宗教。
岡本:何!なんと言った!
田宮:金儲けのエセ宗教、金儲けのエセ宗教、金儲けのエセ宗教、、、、
山田:面白くなってきましたね。さあ、続けて続けて。
岡本:何!お前、これまでの話は嘘だったのか?え、おっさん!
山田:え、おっさん!ですか?なつかしいお言葉で、わたくしはあなたの偽善にもう付き合いたくない。
岡本:俺をだましてジョンレノン平和協会を乗っ取るつもりだったのか?
山田:何を言いますか?納豆が腐ったようなビートルズカツラによれよれのTシャツしか売るものがないのに。(大声で笑う)いいですか、あなたはにはもううんざりしたのです。
ここに来て、豚エルビス様、エルビス様を呼び捨て5回、ヒップホップ演歌を演歌ラップ、もうわたくしは耐えられません。あれだけ約束をしていたのに!
田宮:どういうことです!山田様、なぜここに岡本がいるのですか?あなたはわたくしの真摯なアーティスト魂をこけにするつもりだったのですか?
山田:ほう、アーティスト魂とは何です?あなたがアーティストだなんて鼻から思っていませんよ。
岡本:田宮よ、このおっさんの魂胆はな、お前をジョンレノン平和協会から脱退させてここでこき使った後捨てるつもりだったんだ。この豚エルビス人形まで用意して俺を招待してくれた。
山田:豚エルビス人形!性懲りもなく、あなたじゃないですか?田宮を追い出したいなんて言ってたのは。





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